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夏にマフラー? 意外なヒットでタオルメーカー、ウハウハ! (2/2ページ)
このニュースのトピックス:ダイエット・エステ
「首もとの日焼けを防げる」「汗を吸ってくれるので外では涼しく、クーラーの効いた室内では防寒にもなる」「ウールと違って洗濯機で洗える」などと評判も上々。今夏は泉州のタオルメーカーがこぞって参入し、大阪タオル工業組合によると、今年6〜7月の泉州タオルの生産量は、16年ぶりに前年同期比を上回った。
同組合は「家で使うタオルは多少汚れても使い続けるが、人目につくマフラーならば、買い替えてもらえるはず。タオルがファッション産業に参入できた意義は大きい」と期待する。
日焼けを気にする女性だけでなく、最近ではゴルフ場でスポーツタオル代わりに首に巻く男性愛用者の姿も珍しくない。各メーカーでは、体感温度を上げる素材を使った秋向けのタオルマフラーを投入するなど、「国産タオル復興」に向けて力を入れている。
■タオルマフラー 愛媛県今治市の「宮崎タオル」の宮崎弦前社長(故人)が約10年前に考案した。タオルに見えないおしゃれな外見が特徴で、1本1000〜2000円前後と値ごろ感も高い。宮崎氏は、安価な輸入タオルに押されて低迷する業界の将来を懸念し、「打開策になれば」とあえて特許申請しなかったため、同業他社の参入が可能となった。