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夏にマフラー? 意外なヒットでタオルメーカー、ウハウハ! (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ダイエット・エステ
吸水性に優れたタオル地を使った夏向けの「マフラー」が今年、思わぬヒット商品となり、安価な輸入物に押され“じり貧”だった国内メーカーが息を吹き返している。夏にマフラーとは意外だが、首もとの日焼けを防ぎ、汗も吸うため愛好家が急増中。洗濯機で丸洗いできるなどのメリットも多く、ファッションの秋に向けて、さらに注目を集めそうだ。
「増産に次ぐ増産で、生産が追いつきません」
愛媛県今治市と並び、国内タオルの2大産地に数えられる大阪府の泉州地区。「金野タオル」(泉佐野市、金野泰之社長)では今夏、タオルマフラーの生産量が昨年の10倍以上に膨らんだ。
気化熱で体温を下げるポリエステル系の新素材や、紫外線防止加工をした綿、麻をガーゼ状にふっくらと加工。夏用のマフラーとして売り出したところ、百貨店や雑貨店からの注文が相次いだ。
販売は数年前から行っていたが、大阪府の橋下徹知事が今年3月、バラエティー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)に出演した際、“大阪名物”として紹介したところ、知名度が一気に高まった。