息子への手紙

テーマ:調停 2006-10-19 11:06:13

翌日。ケイの息子君に出すメールのベースを作る。考えるとケイも甘いよねぇ~。ちゃんと話をしないで、息子君が自分の気持ちを分かってくれてると思うのは。ケイが息子君とまともに話したのなんて、今年、食事した一度きり。そんなので、ケイの気持ちがきちんと伝わる分けないと思う。

彼はきっと、父親は好き勝手なことしているとしか思ってないと思う。かと言って、息子君にケイの気持ちを理解させようとも思わない。何不自由なく育った彼にはケイを理解することなど不可能だろう。

でも、院の授業料や生活費をケイが出しているだけで、十分分かると思うんだけどなぁ。父が自分のことを大事に思ってることがね。全く、イマジネーションのない奴だ!!

母、息子に言わせれば、ケイは金銭感覚がない浪費者だ。そんなことを言うが、一度でもケイが家族が食べていけないようなことをしたのか!?ケイが稼いだお金の一部を使って何が悪いというのだろう?

この親子の言ってることは、理解に苦しむ!
ケイの稼ぎで不自由なく暮らしてきたのに、この言いようはないだろう!?

今まで、息子君に知らせていないであろうことを、メールの中で暴露して行く。ケイが読んだらびっくりするかな?と、思いながらね。。でも、事実を書いていかないと、ケイはただの悪者だ!ケイのことを理解などしなくていい。事実を知らせるだけのことだ。

その上で、息子君がケイを悪く言うのであればそれまでだ。

ケイも余程のことがない限り、息子君と会うことはないと思っている。
会う必要もないだろう。

なぜ、こうなったか?は、調停で提出している二人の主張と反論書を母親に見せてもらえとした。彼女が見せられるかは、疑問だが。すでに、見ていて陳述書を書いたなら、もう、何も言うことはないとした。

ほぼ出来上がった頃、ケイが帰ってきた。

明日、ケイはついに離婚訴訟を起こす。その前に、金さん(弁護士)と打ち合わせがある。その足で、家裁に行くらしい。

「口頭弁論はKが行くの?」
「その方がいいのかなぁ?」
「う~ん、どうだろう?先生に聞いてみて」
「ケイあがって、話せないよー」ウソだ!(ーー;)
「何、言ってんのよ」
「あはは~(^^ゞ」
「それとね、やっぱり陳述書は要るみたいだよ」
「そうなんだ」
「まぁ、そうだろうと思ってベースは作ってるけどね」
「るみか、すごーい!」誰だと思っているのだ!(笑)
「必要なら、るみかが書いてくれたのを元に作るね」
「うん」
「あっ、明日飲みに行くよ」って、今から決めてなくても^^;
「行くんだ?」
「明後日仕事でも行くからね!帰りに寄るね」

大丈夫、かぁーー?

いよいよ裁判だ!どうなって行くのだろう。。

不可解な息子

テーマ:調停 2006-10-19 10:57:26

「あのね、今日息子君の大学に電話して僚のこと聞いたのね。今は空きはないらしいよ」寮に入るか下宿したいと、息子君の陳述書に書かれていたので調べてみたのだ。
「うん」
「在学生も新入生も同じで、センター試験の時に寮の募集用紙が配られるんだって。その時に受け付けられるけど、寮にいる卒業生分が空きになるので、その空き状況がわかるのが2月なんだって」
「そうなんだ。応募が多くて空きが少なければ抽選?」
「そうみたい。でね、生協で下宿や1ルームマンションとかアパートを斡旋してくれるって言うから、ネットで見てみたらかなりあったよ」
「どれぐらいするの?」
「一番安くて、1ルームで共益費込み三万円ってのがかなりあったよ」
「そう」
「うん。でも、思うんだけど彼は本当に下宿する気あるのかなぁ?と思うよ」
「ないでしょ」

「本当にする気があるんなら、普通自分で調べたりするでしょ?それで、こうしたいって言うでしょ?私がちょっと調べただけでこれだけのことが分かるんだよ。どうして、それをしようとしないのかなぁ?と、思うよ」
「そうだね。ただ、言ってるだけに過ぎないよね?」
「お父さんがちょっと調べただけで、これだけのことが分かった。本当に下宿したいなら、何故調べようとしないんだ?って、メールすれば?」
「そうするよ」
「けいちんがどれだけ彼のことを思って、離婚を思い留まって来たかもメールすればいいのよ。ケイは彼に親として精一杯のことをしてきたのに、本当の親とは思えないなんていうなんて、ケイちんが可哀想だよ」
そんなことを言う奴に誰がしてあげようと思うのか?

彼はケイの話を聞く訳でもなく、聞こうともせず陳述書を書いているのだ。

ケイにこうしたいのでさせて下さい、お願いしますと言うのならまだしも、親と思えないなんて!ケイがちゃんと働き送金してるから好きなことが出来ると言うことが分からないのか!?

逆にケイに感謝すべきじゃないの?と、思う。親と思えないような人を頼るな!そこまで言うなら、私だったら大学をやめて母親を食べさせる。一切、頼らない。男としてそれぐらいの根性も意地もないくせに、偉そうなことを言いながら、尚且つケイを頼る彼の神経が理解できない。

もし、私の息子なら一切援助などしない!

勝手にしろ!と、放っておく。

金銭管理は、父に任せていたら破綻していただろう、とも書かれていた。ケイは金銭管理を自分に任せろなんて一度も言ったことはない!それは、彼女の反論書にも書かれていた。どうして、そんなに極端な話になるのか!?

また最後には、理不尽な事はやめて母と私の元に帰ってきて欲しいと思います。それが、父親として当然ではないでしょうか?と、結ばれていた。

君は父の主張や反論書は読んだのか?
父がどんな生活をしてきたのか、知ろうと思わないのか?
全部知った上で言ってるのか?
父を座敷牢の様な家に戻して、働き蜂をさせたいのか?
お金を出さないと父親ではないのか?
親子の関係はお金だけなのか?

はぁ~って、感じだ。。

お風呂から上がって、キッチンでお湯割りを飲みながらタバコを吸う。
「裁判するのに、また息子が陳述書なんか出してきたらややこしいから、二人のことに口を挟むなと言えば?」
「そうだね。息子は関係ないからね。奴も成人した大人だしね」
「うん。大学は出てるし、院までケイちんの養育義務はないんだからね。それと、修士課程までは終了したいって書いてあったから、それまでは面倒見るけどそれ以上はできないって」
「うん。修士課程って何年で終わるの?」
「二年だよ」
「それで働いて母親の面倒見てやればいいんだよ」
「あのさぁ、私がまた息子君のメールのベース作ろうか?」
「そうしてくれる?」
「うん。今まで聞いてるケイが思ってることと、これからのことを書くから後はケイが手直しすればいいでしょ」
「分かった」と、息子君へのメールのベースは私が作ることになった……。

裁判に備えて

テーマ:調停 2006-10-19 10:14:46

翌日、お昼に起きて、反論書を横目で見る。読み返したいけど、手が出ない。

暫らく迷って手にした。だけど、少し読んだだけで気分が悪くなった(ー_ー)!!散々ウソを連ねた反論書を今日は読めそうにない。

まっ、いいっか?

そう思っていると「戸籍謄本、今の区で取れないかなぁ?裁判で必要なんだけど、ケイ取りに行けそうにないの」と、ケイからメール。戸籍は今の住まいにはないので無理だ。スカイプを立ち上げ話す。
「だったら、郵送してくれるからネットで戸籍の郵送の請求用紙を検索して、プリントして記入して、一通いくらか書いているから、その分の郵便小為替を買って返信用の封筒と一緒に入れて、速達で出せばいいよ」
「それでいいの?」
「うん。返信用のも速達にしてないとダメだよ」
「木曜までに要るんだけど大丈夫かな?」
「じゃ、それも書いとけば?往復速達にすれば、大丈夫だよ」
「そうだね。お昼食べに出るとき出してくるよ」
「うん」と、チャットを終えた。

ついに裁判かぁー。
今年中にここまで来るとは思わなかった。
ケイはよく頑張っていると思う。
ケイの気持ちが裁判で通ることを祈るだけだ。
ケイちん、頑張って。。

夜、仕事をしていると「先生から訴状が送られてきた」と、ケイからメールがあった。店が終わって、ケイが店に来た。終電ぎりぎりの時間だったので、店の外で待ち合わせ何とか電車に乗れた。最寄り駅に着いて「タクシー代節約したからNに行こう」と、ケイ。
スナックNはタクシー代より遥かに高いっちゅうの(ーー;)そう思いながらもNに。

3時過ぎに、家に帰ってお風呂にも入らず眠った二人だった。
訴状を見るはずだったが、それもできずだった^^;


訴状は、調停でのやり取りをまとめ補足し、離婚、財産分与、慰謝料を求めたもので満足の行く物だった。これ以外に入れ込みたいことがあれば金さん(弁護士)にメールで伝えれば良いことになっている。


夜、ケイは早朝の業務に備えて会社に向かった。

ケイを見送った後、どうしょうかな?と、調停の反論書を横目で見る。。

横目で見ながら、裁判になれば同じ様なことを言ってくるだろうから、先にこれの反論書を作っておくことに。。

目を背けててもしょうがないと思って、反論書を手にして読み始めた。PC前に座り、立ち上げ最初から順に矛盾点や反論を書いて行く。

彼女が働けない理由として、診断書を取りあげている病名を調べてみた。それは、病気といえばそうだけど、働けないようなものではなかった。国内で1400万人ぐらいの人が持っている血圧系のものだった。1400万人というのは、日本の人口の一割強だ。
それほど多くの人が、働らかず家で療養してるというのか?そんなバカなことはない!かなりの人が、持病がありながらも仕事をしている。働かない言い訳をするな!と言いたい。

持病なら私だってある。それと上手く付き合いながら、仕事をしているのだ。

笑えるのはケイが熱烈なプロポーズをして根負けして結婚したと書いている。自分は美人でも性格が良いわけでもなく(彼女が元勤めていたの会社関係者に聞いた)当時、結婚適齢期と言われる年齢に差し掛かってて結婚を焦っていたくせに、何いってんだ!と、ムカつく私。

これを読むのはホント胃に悪い(ー_ー)!!

実際、ケイと付き合い初めにはケイより二つ上なのに、ケイと同じ歳だと偽っていたのだ。暫らくして、ひとつ上だと言い、かなり経ってから、二つ上だということを話したのだ。

そのことも陳述書に入れた。

それから、驚いたことに彼女の父親はサラリーマンだと言うのだ。すでに亡くなっているけど、ケイは会社経営者だと聞かされておりこれを読むまでずっとそう思っていたのだ。

嘘つきメ!(ーー;)

ケイはお金にルーズで、でも、それには目を瞑っていたらしい。別れると、楽な生活できないものね?

この中で、ケイは児童虐待DV扱いされていた。はぁ~(-_-;)勝手に言っておけ!!
暴力を振るうケイにお婆さんが「会社辞めさすよ」と、訳の分からぬことを言ったというのだ。暴力と会社と何の関係があるのだ?
その後、ケイは暴力を振るうことはなくなったと。ケイに会社を辞めさせて、娘と孫はどうやって食べて行くんだ?全く、おかしな話だ。

それも、突いていく。次々に矛盾点をあげた。
そして、私と息子に謝罪し帰ってきてくれるのであればやり直したいと書かれていた。はぁー?何故にケイが謝罪しなければならないのだ!?それも、好きなことをさせてあげている息子にまで!


バカかー(ー_ー)!!

と、いうことは、Kが謝罪しないで帰らないなら別れるってことか?うん、うん(-.-)なるほどねぇ~

反論書をここで公開して、こんな奴がいるってことを晒してやりたい。

許さーん!

反論書をビリビリに破ってしまいたい衝動に駆られる。

だけど、グッと我慢する私。。

うぅ~ストレス溜まるぅー

ほぼ終えると、すでに、時計は5時を回っていた……。

信じられない息子の言い分

テーマ:調停 2006-10-18 11:23:04

次に息子君の陳述書を読む。

何じゃぁ~こいつは!?

自分がバイトできない言い訳と、母親をかばうことしか書いていない!「これは息子が書いたものじゃないよ」そう思いたいケイ。そう思いたい気持ちは分かるけど、文体からして息子君が書いたものに間違いないと思う私。。

その中で酷いと思ったのは、ケイが初めて息子君を食事に連れて行き、その後、飲みに連れて行った時のことを、高級な物を食べ、高級な飲み屋に連れて行ってもらったが、そんな贅沢をする父の金銭感覚に、大丈夫かと心配になった。と、書かれていた。

ケイが、可愛い息子に美味しい物を食べさえ、成人した息子が行ったことのない店に連れて行ってあげようとの優しさからしたことなのに、この言い草はないだろう!!?
それに、そんなに高級な店に連れて行った訳ではない!

「息子にメールしてみるよ」
「そうだね。それで彼が本当にそう思っているか、どうか?分かるよ。でも甘やかすような、優しいメールしたらダメだよ」

「これでどう?」
「ダメだよ!うーん?陳述書を読みました。君がこのように思っているなら勝手にしなさい。欝なら院をやめて治療に専念して下さい。金銭感覚がルーズな私より金銭感覚に優れた母親を頼りなさい。って」
「分かった」と、打ち、送信するK。

ケイは「僕が書いたものじゃない」と、いう返事を期待していたに違いない。だけど、時間も遅かったのでこの日は返事は返ってこなかった。

もう一度、読み直す私。

「ケイちん、これ息子君が書いてるよ」と、思ったことを言う。改めて、ケイも読む。
「そんな感じだね」ケイの顔が曇った。
「でも、酷いよね!食事に連れて行ってもらってこんなこと書くなんて」
「これが本心なら、勝手にすればいいんだよ」
「母親の味方するのは分からないでもないけど、父のことなんて思い遣る気持ちがないのが腹立つね」

「もう遅いし、取り合えず、お風呂入って寝よう」と、お風呂に入っていつもの様に抱き合って眠った。。

息子君よ!
君は父のお陰で好きなことが出来ているんじゃないか!
父のことを批判するなら、父の世話にならずに自立しろ!!と、言いたい。


金さん(弁護士)に反論書を読んだ感想をメールしないといけない為、9時に起きる二人。。

息子君から返信はない。
やっぱり、陳述書は息子君が書いたのだろう?

嫁の反論書に反論しても、堂々巡りで埒が明かない。と、いう訳で先に進めて下さいと送信。

私は飲みすぎてか?お腹を壊していた。
ホント弱いなぁ、私の胃腸(/_;)

調停の時間に合わせてケイは出て行った。
その後、貼るカイロをお腹にして、ホットカーペットで腰を温め延々と寝る私。

夕方、携帯にケイからメールが届いた。
調停で婚費を決めたとのこと。判事が提示した額と審判で決定される額は、同じらしく、それなら、その場で決めて先に進んだ方が得策だとの金さんからの提案でそうなったようだ。決定された額は別居直後に遡って、適用されるので、多めに送金している分は裁判で清算するようだ。結局は査定表で決められた額だったのだ。

ちなみに、月、25万だ!学費込みでね。

どよ~ん、と、落ち込む私。。
なんで、25万やねん!?
不条理だよね?何もしないでKにパラサイトしている二人に、どうして、そんなに払わないといけないのか!?

ホント、日本の法律っておかしい。。
どうして、ケイ一人がしんどい思いをしなくてはいけないのか?
はぁ~ぁ。。

まっ、でもこれで先に進めるからしょうがないっかぁ?

夕方まで寝てて、なんとかお腹は良くなった。店に行くと、年末らしく忙しい日だった。

帰ったら1時過ぎていた。今日はよく仕事をした^^;

「お帰り~」
「ただいま~」と、抱き合う。
「息子君から何か言ってきた?」
「うん。やっぱり息子が書いたんだって」
「でしょ。それで?」
「子供も親を批判していいと思うってメールで言ってきたから、私ぐらい稼いでからものを言え!勝手にせい!って返したよ」
「何言ってんの?偉そうにねぇ。じゃケイと会って話してたことは、その場限りのことだったことだね」
「そうだね」
「だから、その後でも会って話しなさいって言ったでしょ?あの後、ピタリと何も言ってこなかったからおかしいとは思っていたけど」
「もう、面倒見る気もないね」
「二度と食事することも?」
「もちろんだよ!言いたいことがあるなら、会ってさしで言えとも入れたよ」

「それでいいわよ。あんまりだもん。もう少しお父さんを思い遣ってあげてもいいのに。誰のお陰で好きなことができてると思ってんのよね」


ケイは息子君は自分のことを理解し、思い遣ってくれてると思って疑わなかった。私はそうは思ってなかったけどね。やっぱり、側にいる母親が強ものね。でも、ようやく目が覚めたようだ。

「結局、子供の頃から母親べったりで育って、母親に色んなこと吹き込まれてマインドコントロールされているのよ」
「だろうね」
「院って何年なの?」
「5年だったと思う?」
「5年って27、8まで面倒見なくちゃいけないの?そんな息子を?」
「うーん?」
「ケイのことを疎外して、母親の面倒を見る為にどうしてケイちんがそこまでしないといけないのよ?途中で言い渡せばいいよ!後、一年は学費を出すけど後は自分で何とかしろって」
「そうするよ。奴も息子も自分は何にもしないで、今の生活を維持したいんだから、そんなの許される訳がないよ」
「ホント、バカじゃないの!」

「早く、終わりたいね」
「そうだけど、しょうがないよ。先生はあっちをギャフンと言わせる術は持ってるの?」
「うん。お金のことは証拠があるから、徹底的にやりましょうって」
「そう。じゃないとあんまりだよ」

「来週ね、裁判申し立てるの」
「そうなんだ!」
「今までのケイの主張を凝縮して、今回の奴の反論書から、辻褄の合わないことを抜粋して訴状を作るって」
「いよいよだね」

話し込んで、また深夜に眠った二人であった……。

届いた反論書

テーマ:調停 2006-10-18 11:03:14

数週間後の夜。。


「あっ、今日先生から電話があって反論書届きましたって」
「そう」
「FAXできそうですか?って聞いたら、とてもFAXできる量じゃないです、って。速達で送りますって言ってたから、明日届くと思う」
「何書いてあるんだろうね?」
「なんかね、息子が躁鬱病みたいなことが、書いてたって」
「何それ!?」


ついに、息子君を病気に仕立てたか!?もし、本当にそうなら、彼女がそうしたに違いない?多分、ケイの悪口を言いまくって、息子君がケイに何か言わせようと仕向けているとも思う。でも、それをする息子君じゃなさそうだ。嫁はそれに苛立って、ヒステリックに息子君に当たっているような気がする。お父さんが生活費を入れてくれないので、院をやめないといけなくなると不安を煽っているに違いない。今までのケイの話や、彼女がしていること考えると、その可能性は多分にある!

「それだったら、院、止めなさいって言うよ。勉強なんてできないでしょ?」
「そうだよ!」
「人にも迷惑かけるから、院やめて療養しなさいって言うよ」
「でも、躁鬱だからどうだっていうんだろうね?」
「知らないよ」
「まっ、明日だね」
「うん」

母親を病気に仕立てて、それが通らないと息子君を使うなんて、ホント、よくやるよ(ー_ー)!!
それが通るとでも思っているのか?これもモラハラの特徴だ!利用できるものなら、配偶者や子供、親まで平気で利用する。
みんな、ウソを鵜呑みにするような、バカじゃない!
精々、悪あがきすれば、と、思う私であった。。


反論書は、翌朝、速達で届いた。
結構厚みがあった。

見たいけど、ケイに止められていたので見る訳に行かない^_^;

夜になってケイが帰ってくるのを待つしかない。。

夜、今日ケイは送別会だ。
その帰りに店に来た。かなり酔っていた(ーー;)
なのに「るみかNに行くよ」と、まだ飲むつもりだ!
「ケイちん酔ってるんだからもういいでしょ?」
「イヤ行くーママに電話するね」と、止める間もなく電話をした。
も~困った君炸裂!
「明日の調停何時からなの?」
「お昼からだよ。午前中お休み取ってるから、朝はゆっくりでいいよ」
そういうことか!

そして、うちの近くのスナックNに。。
酔ったケイは、挙動が可愛くてみんなに可愛いを連発された^^;

2時過ぎまで飲んで、家に帰った。
さっそく、反論書の封を開けるケイ。

二人で読む。。

な、なんじゃーこれは!?
ウソの連発だ!
反論書のわりには、ケイの問いに都合の悪いところは触れずに自分に都合のいい箇所だけが書かれている。金銭に関して、ケイはルーズだということが何度も書かれていた。たしかに、ケイは小遣いを貰えず借金をしたことがある。それは聞いていた。
大の男が小遣いもなしに過ごすなんて無理だ。なので、私はそれを仕方ないことだと思っている。

人間締め付ければ、締め付けるほど反発するものだ。

通勤交通費を、嫁と姑から二重取りしていたと書かれてある。
「けいちん、お婆さんからそんなの貰ってたの?」
「貰ってないよ!奴がお金を出さなくて、缶コーヒーの一本も買えなかったから、怒ったことがあるんだけど、その時に、一度だけ姑に千円貰ったことはあるけど、他は全然ないよ!よくこんなことが書けるね」

読んでいる内に、腹立たしさで胃が痛くなる私。
「あぁー胃が痛い」
「ねっ、るみか一人で読まない方が良かったでしょ?」
「それは思っていたよ」

ケイの両親の葬儀に参列しなかったのは、婆さんの白内障の手術と重なって、付き添わなければいけなかったからと書かれている。初耳だ!
「そんなの知らないし、聞いてないよ」と、ケイ。
「そんなに都合よく、二回のお葬式の時にそんなことがある訳ないじゃん!それに、それが本当で行く気があるなら、普通、お墓参りに行くでしょ?」
「そうだよね」

散々ケイのことをコケ下ろしておきながら、反省し謝罪し帰ってくるのなら、やり直したいと結ばれいた!キィー(ー_ー)!!

ケイにそんな気はありません!


何、いっとんじゃ!パラサイトめっ!おバカ(ー_ー)!!

ムカつくぜっ!失礼。。

婚費の見直し

テーマ:調停 2006-10-18 10:35:46

「送ったの、どうだった?」
「う~ん?あれでは、ちょっと通らないかな?」
「やっぱり。でも、綿密に計算したらあんなものだよ」
「それは分かるけど、審判になってもケイが不利にならないような額にしないとね。それに、今出しててたって後から取り戻すからいいんだよ」
「それは、分かってるけどね」
「だけど、書いてくれている理由は良かったよ」
「そう。ところで、息子君のことはどうするの?」
「学費と通学交通費は出すけど、他は出さないよ。小遣いとか、PCにに関してのことが、収支表に書いてたけど、そんなのは出さない。バイトして買えばいいんだよ。勉学で忙しいなんて書いてくあったけど、バイトしたくないだけだと思う。それに院に進んだのだって、働くのが嫌で行ったんだよ。甘えてるだけなんだから」

「私もそうだと思う。だってね、5月にケイちんと会って落ち着いたら、バイト探してやるって言ってたのに、結局何もしてないでしょ?あれから何ヶ月も経ってるのにね」
「そうだよ」
「じゃ、そのことも書いていいのね?」
「うん、お願い。ごめんね、るみかに任せて」
「いいわよ、そんなの。じゃ、息子君の学費と通学交通費は別で二人分を計算し直すね」

ケイは早朝の仕事に合わせて、最終で会社に向かった。送り出した後、婚費の見直しをした。
すでに、夜中の12時だ!

食費は、嗜好品を含めて二人分で4万5千円に。光熱費は基本料金があるので二人分で1万5千円に。その他のものに関しては4万円に。計10万だ。これなら、妥当な額だろう。私としては多いと思うけどね。

学費と通学交通費を月割りにすると、6万円弱になる。それは、半年毎にケイが振り込むので、実質は16万ほどの婚費なる。
至って常識的な額だと思う。

これだと、審判になっても認められるだろう。

息子君の学費や交通費以外のものについては、養育義務は終わっているものとして出さないとした。自分が望み院に進んだので、成人した大人としての自覚を持って、甘えを捨て、他の部分は、バイトでもして賄って欲しい。と、した。
しかし、バイトした上で足りないとなれば、援助は惜しまないとも入れた。

彼女が、書いた収支表には、息子君に関してのものがかなりあったので、そんなにはできないと釘を刺した。

調停したことのある人なら知ってるだろうけど、婚費の額を割り出すのは結構大変である。金さん(弁護士)に言わせると、例えばケイが「息子の学費は私が出します」と、言うとすると。そしたら「洋服は?小遣いは、どうするんですか?」って具合になるらしい。それは、向こうに付け入る隙を与えないためだ。だから、収支表の項目一つ一つに、これは、こんなに必要ないってすると、その理由もちゃんと書かないとい。ただ、必要ないではすまないのだ。根拠がないいけない。だから大変なのだ。

お互いに弁護士が付いてなければ、ここまで裁判で提出するような物はいらないだろうが、弁護士が付いてると、もう、裁判さながらって感じだ。まっ、離婚裁判の予行練習と思ってやるしかない。

何度も見直し、書き直しを繰り返し、出来上がった時には約3時間が経過していた。。(/_;)うぅ~疲れるぞぅ~

だが、結構説得力のあるものができた!

数日後、私の文章を基に金さんの言葉で書き換えられた書面をケイは受け取り持ち帰った。

それを読む。


面白かったのが、母親の通院に付き添っているというのに、対して、車を運転し、買い物にも行けるぐらいの人間に付き添う必要はなく、ただの話し相手として付き添ってるに過ぎない、と書かれていた。なるほど~そうだ!!

相手は働いていないが、五体満足で働ける状態だから、働けることを想定して10万円の収入は見込めるとして、その部分もついていた。全体的に十分に説得力があり、納得できるものだった。さすが!!って、そうじゃないと弁護士勤まらないか?

この頃には、私はケイのことを正直に母親に話し、母はそれを受け入れケイと共に実家に行くようになっていた。

父は数年前に亡くなった。母は昔から私のすることに一度も反対をしたことがないので、ケイのことを話しても反対や説教などしないと言うことは分かったいた……。


頭を悩ます私

テーマ:調停 2006-10-17 09:47:34

夜、帰って話をする二人。
「で、どうなったの?」
「今週中にね、奴が書いている家計収支表見てケイが額を提示しないといけないの。そうなると、向こうが言ってる額なんて出せないから、不調に終わって審判になるの」
「そうなんだ。それを私に作って欲しいの?」
「うん」
「ふぅ~そっか~面倒だけど、しょうがないね」
「これはね、婚費だけのことだから、主観的じゃなくて、るみかが客観的に見て、こうだから、これだけの額しか出せないって理由を書いて欲しいの」

「じゃ、息子君は学費は出すけど、それ以外はバイトでもして自分で稼いで欲しいってことも書いていいの?」
「うん」
「お婆さんに関してはケイは扶養義務無しだね」
「そうだね」
「裁判した時の勝率、先生に聞いた」
「自信満々だよ!調停員の方もケイの味方だよ」
「そうでしょうね。彼女の言ってること変だもの」
「先生は、どんどん、向こうに言わせてぼろを出させようと思ってるの」
「私もそう思ってたよ」

「家裁の廊下でね、大きい声で話してたから聞こえたんだけど、ケイのボーナス150万はあるはずだ見たいな事、奴が言ってたの」
「自分がウソで固めてるから、ケイちんもウソを吐いてると思ってるんでしょ」
「そんなの通帳見れば嘘のつきようないのにね」

「どこまで、お金に拘るんだろうね。恐ろしい」

はぁ~また、文章を作成しないといけない。
後、何度、やらなければいけないのだろうか?
仕方ないよね。ケイには時間がないし、書く前から悩むだろうから。。

お昼に起きて、4か月分の家計収支表を参考に、婚費の額を決めて文面を考える。
姑と息子君の分を差っ引くと、平均して、食費、光熱費は約4万ほどだ。交際費や他諸々を考慮して、8万が妥当な額だと思う。納得しないだろうけどね。でも、そんなことは知ったことじゃない。これ以上出せない、出さない理由を箇条書きにする。

これは、金さん(弁護士)経由で家裁に行く。

調停自体は、約一ヵ月後だ。進まないね。。でも、また一ヵ月後だと思ってると、意外と早くその日が来るんだよね。過ぎてみれば、一月なんてあっという間ってことだね。

なんか、行き着くとこまで行っちゃう感じだ。婚費は結局、審判に委ねるので、彼女がどれだけあがいても思いどうりの額になんか決まる訳がない。常識的、尚且つ諸事情を踏まえ、客観的に決定されるからね。

未だに、自分が一番正しいと思っている彼女。。最後の最後になっても、自分が正しい、周りが間違っている!と、思うんだろうね?

彼女に分かってもらうなんて困難だし、こんな人に分かってもらおうという気さえない。ただ、ケイ家族が受けてきた屈辱や情けなさ悔しさは同じ様に味わってもらわないと。って、絶対味合わせてやる!でなければ、ケイ家族が、可哀想だし不公平だ!


婚費の額を考えて提出文を作っているが進まない。
まるで、宿題だ!(/_;)

生活費って、どれぐらいが妥当なのだろう?と、頭を悩ます。まず、4か月分の家計収支表を記入されている額を項目別に合計して月平均を割り出した。それを3で割る。

姑の分は、ケイに扶養義務がないので差っ引く。息子君の分も養育義務は終わっているとして差っ引く。学費は別にケイが直接振り込むので、この中にには含まない。そうすると、嫁一人分の月の生活費が段々と見えてくる。

家計収支表を記入して、あっちは30十万要求してきてるけど、その中には学費や姑のものが大部分を占めていた。綿密に計算すると、一人分の生活費は、食費2万、光熱費1万、他2万、計5万、このようになった。

ちょっと少ないかな?とは思ったけど、3人だと15万なんだから、少なくはない。少ないどころか、準生活費が15万なんて良いよね?私が主婦をしていた時、そんなに生活費使ってなかった。それに私が一人で住んでいた時も、こんなものだった。ただ、彼女と違い私は仕事をしているので、他の経費は必要だけどね。でも、生活費自体はこんなものだ。

彼女は、働きに出ている訳でもないので、服にしてもそんなに買う訳じゃないし、家にいるのだから、自炊なのは当然のことだ。でもね、普通の専業主婦がボーナス月でもないのに、9万も出して服を買う?ホントかウソか知らないけど、収支表に書いてあるのだ。

この月に弁護士を依頼しているから、着手金を払ってるはずなのに、それが書かれていない。でも、相談料は書かれてる。変でだ。着手金を少しでもケイから出させようとして、買ってもいない服を買ったように装ってるんじゃないの?って私は思っている。

そして、この額になった理由を箇条書きにして、項目別に挙げて行く。

ケイにすれば、今、多少渡しても、最後に清算を求めるから良いんだけど。別居後のケイの収入は、相手は何の協力もしていないから、共有財産と認められない。

一応、これでいいか?と、ケイに添付ファイルで送信した……。

身勝手な主張

テーマ:調停 2006-10-17 09:29:39
「家と土地も、売って婆さんの名義分は渡して、後は彼女と分ければいいんじゃない?売るのが嫌なら、ケイの分は現金で支払って下さいって?」
「そうだね。家があれば固定資産税払うだけで家賃は要らないんだから、売るとは言わないよね?」
「そうでしょうね。だから、その分、貯蓄の分配で相殺すればいいのよ」

ここまで来ると、嫁がしてきた預貯金はどんなことをしても隠し切れない。
これが明確になって、分ける時彼女にありがとうって言わないといけないかな?こんなことの為に貯めてきた訳じゃないのに。お気の毒。。

銀行から取り寄せたケイ口座の明細表に、お姉さんから振り込まれた数百万が印字されてた。

「今日改めて、一覧表を見てたんだけど、お姉さんから振り込まれてるお金って何?」
「ああ、あれ?オヤジの遺産だよ」
「そうなの?それも、即全額引き出して何処かに移してるね」
「うん」
「ケイへの遺産は彼女には関係ないものだから、それも先生にちゃんと伝えてないといけないよ」
「そうだね」

散々嫌ってきたケイのお父さんの遺産さえ取り込んでいるのだ!
普通そんなことしますか?!

自分のしてきたことを棚に上げ、通院している姑、院に行っている息子君ににかこつけ、自分は働くことが出来ない、姑は収入がなくケイからの送金に頼るしかないと主張する嫁。はぁ~(-_-;)

働けっちゅうねん(ー_ー)!!

そんなに働くのが嫌なら、ケイより、大事に大事にしてきた自分の母親に食べさせて貰え、と、言いたい!

自分だけ楽をして、甘い汁を吸おうなんて、そんなの神様が許しませんよ!
あなたの行動はちゃんと見られているのですよ。。

お昼に遠方に嫁いだ姉に久しぶりに電話した。
姉には今までのことは全て話している。
その後のことを話す私。。
「ホントにそんな人がいるのね?何かドラマみたいやね」
「でしょ~もう、信じられない親子だよ」と、散々愚痴って少しすっきりした私(^^ゞ

ふと、思いついたことがあった!
息子君の授業料の支払い状況だ。ケイ口座の過去の明細書を取り出して、見てみると、4月、10月に支払わなければいけないのに、この月には、ケイ口座から引き出されてはいなかった!やっぱり(ー_ー)!!
他の口座から引き出して支払っているとしか考えられない。これも、どの口座から支払ったのか?問題になるだろう。。

調停当日。。

携帯のメール音で目が覚めると、12時を過ぎていた。
ケイからだ。
「私は悪くなく、夫が勝手に出て行ってるだけで、夫婦関係は壊れてなく早く夫を(座敷牢)に連れ戻したいとの意向は崩さず、まず、婚費を提示してくれないと話を進めない。今回不調で審判を仰ぐよう申し立てました。次回、金額を提示して不調に終わる予定。反論を送ってくるそうです。先生に言わせると、反論を読むと向こうの考えが分かるので、その方が良いとのこと。調停員の方達は、向こうの言い様に疑問を感じていました。後は帰って話すね」

はぁー?バッカじゃないの!自分がKにしてきたことを棚に上げて、勝手に出て行った?冗談じゃないよ!誰が見ても夫婦関係は壊れてるっちゅうの!

はぁー?大の男を連れ戻したい?お金の為に?あの座敷牢に?ケイは彼女が住んでいる家を座敷牢と言っている。ケイの反論にも書いておりそれを読んでいるのに、こんなことを言えるなんて、頭の中腐ってるんじゃないの?と、思う私。

話を進めない?あなたは裁判官!?あなたに決定権はないでしょ(ー_ー)!!
連れ戻したいって言ってる人が、婚費を先になんて言いますか?
本当に連れ戻したいなら、お金のことは良いので、夫が帰ってくれることを一番に望みますって言うんじゃないですか?

そりゃ、調停員も呆れるだろう。

反論は貰った方が、私も良いと思う。でも、言えば言うだけ、ぼろが出るって分からないのか?離婚裁判になったら、掻い摘んで証拠として使われるのに。いや、私がケイの主張で使わせてもらおうと思っている。

こうなると、腹立つより笑っちゃいます。

こっちが、切り崩せる辻褄の合わないことばかり言ってるんだから。
こっちが、突っ込める材料を沢山作ってくれて、逆にありがとだねだろうか?……。

モラハラ妻炸裂

テーマ:調停 2006-10-17 09:07:42

調停で話がつかなければ、訴訟を起こすことを決めたケイは少しづつ彼女の呪縛から解き放たれて行ったようだ。ケイの様子を伺うと確実にそれが見て取れた。
決定されるまで、婚費の送金はかなり少なくした。
私はというと、不安はあったが腹をくくり裁判に移行するなら、忙しいケイに代わって前面的にバックアップしようと決めていた。

このブログのプロフィールの占いにあるように、私は正義感が強くウソがキライだ。弱い者苛めや、卑怯なことをする人間など大嫌いである。この占い結果は私そのものを言い当てている。そんな私が、彼女がケイにした数々の惨い仕打ちを許せるはずもなかった。

調停を経て裁判に移行しても、彼女は臆することなく自分に都合のいいありもしない物語を作り上げ、辻褄の合わないウソを重ねるのだった。

正にモラハラ妻炸裂である。
自分には非がなく有責なのはケイだと言い、平気でウソの主張を重ね、自分の正当性を言い募り、挙句の果ては開き直るのだった。ケイにしてきた仕打ちを振り返ることもなく、反省の言葉など一言もなかった。

彼女の言い分は、ああ言えばこう言うというような子供じみたものであった。離婚は考えていないと言いながら、散々ケイを悪者にしこけ下ろし貶める主張をするのだった。

それを覆すべく、彼女の反論に頭を振り絞り対抗した。
絶対にこんな女には負けられないと。
これはケイに限ったことではなく、私は理不尽な目にあっている人を放っておけないのだ。


ケイ側の主張を何度も繰り返し見た。
何度見ても、爽快だ!!
これに、どんな申し開きしてくるのか?ホントに楽しみだである。
反論できるのは、ケイの日頃の行動ぐらいだろう。しかし、そんなひどいことをしている訳だはない。でも、それは嫁と姑が家を居心地の悪いようにして来たからしょうがない。弁護士は、日頃の生活は玉子が先か、鶏が先か?というような問題だからさほど
重要ではないようなことを言ったらしい。

でも、ケイの場合、嫁と姑がケイを虐げ蔑ろにしてきた客観的事実が多々あるので、かなり有利なようだ。一番聞いてみたいのは、貯蓄がないと言っている彼女が、100万以上のボーナスを毎回引き出しどうしたのか?だ!!このことも、彼女がが引き出した明細(証拠)と合わせて、きっちりと書かれている。

嫁の主張には、姑が新婚当初から、二人の為に家庭円満になるよう、物心に渡り、援助し、無収入のように書かれ、ケイに扶養義務があるというようなことも書かれてた。

それに対して、姑が夫婦の間に入り、何かにつけ口出しをし、全てにおいて姑と嫁に決められ、ケイを蔑ろにし、疎外し続けてきたのである。年間、百数十万もの年金を受け取っているのを秘匿して何を言わんかである。とピシャリと金さん(弁護士)が切っている。

この期に及んで、自分のウソが通ると思っている嫁は、ホントに恐ろしい人間だ!まっ、おバカとしか言いようがない(ーー;)


「先生あれから、何も言って来ないんだけど」
「ケイが手直ししたので良かったんじゃない。それで良ければ向こうに送るって言ってたんでしょ?」
「そう」
「だったら、大丈夫だよ。向こうの返事待ちでしょ?」
「かな?」
「調停、明日だよね?」
「違うよ。来週の前半」
「そうなんだ。なんて言って来るんだろうね?もうね、裁判してはっきりして貰えば?先生に聞いて裁判して勝てるなら、裁判しますって」
「そうだね」
「こうなったら、時間かかっても徹底的に争えば?共有財産もきっちりして貰えば?」

「ケイもそれを考えてた」
「向こうが離婚に応じますって言っても、貯蓄関係をすべて提示しないと和解には応じませんってね。その上でケイちんが納得できる分配の仕方であれば、訴訟は起こしませんって」
「それがいいね」
「少なくても、1500万ぐらいは貯めてるよ」
「もっとあると思う」
「だったら、それを彼女に全部あげるのは悔しいじゃない」
「そうだね。ケイが働いてきたんだからね」
「そうだよ。ケイちんが原因で夫婦関係が破綻したなら、全部あげてもしょうがないと思うけど、そうじゃないでしょ?」
「うん」

家を買う時に頭金が足りず、嫁名義で少し銀行から借りている。
それを、姑から借りたて返済したそうなんだけど、ローンも姑から借りたものもKが全て返済している。なのに、結別居数年前に、十数%姑の名義になっているのだ……。

純粋過ぎるがために

テーマ:調停 2006-10-16 10:11:10

うちに着いて、ハグする。
「手直ししてたの」と、テーブルの上にはケイのノートPCが開かれていた。
ケイがプリントしてきた、反論をもう一度ゆっくりと読む。

「やっぱ、弁護士ってプロだね!」
「そうでしょ?」
「ケイちんの気持ちも全面的に汲んでくれているしね」
「そう。先生はこの状態で奴が婚費を要求することが、腹立たしいみたい」
「あはは~先生までそうなんだ」
「うん。だから、もう訴訟の用意してるの」

読んでいると、見落としていた箇所があった。
なんと、ケイのお母さんが家の前まで来ていたのに、追い返したと書かれていた!

「お母さん、うちには上がらなかったの?」
「そうだよ。二人が拒否するから近くの喫茶店で話したの。それを近所の人に聞いて世間体が悪いって……」
「ホントに信じられない親子だね!世間体が悪いことしてるのはどっちなのよ!」
「情けなかったよ」
「そりゃそうでしょう!許せないね(ー_ー)!!」
「これを見て、どんな反論してくるのか?楽しみだよ」
「そうだね。弁護士に依頼して、自分の主張が絶対に通ると思ってるからね。どう言ってくるんだろうね?」

「自分で引き金引いたんだからしょうがないね」
「だよね。多分こんな方向に行くとは思ってなかっただろうね。ケイちんがほぼ自分の思いどうりになってきたから、ケイちんに負けるなんて思っていないよ」
「ホントに、バカだよ」
「向こうの弁護士も、これを読むと頭抱えると思うよ。お金の流れなんて、明確な証拠を提示してるから、反論の余地ないと思うしね」
「姑が年金貰ってることも話してなさそうだしね」
「調停さえ舐めてかかってるんだよ。向こうの弁護士は協議離婚を勧めるかもね?こっちの先生は勝訴できる自信があるから、訴訟にしましょうって言ってるんでしょ?」
「そうだよ。提出したの読んで、同居している時から完全に破綻してますねって」
「ほぉーやっぱり。負けそうな裁判なんてしないでしょうね」

今週、調停があるから、それまでに、どうするか?向こうから返事があると思う。それで、訴訟になるか?協議離婚になるか決まる。
向こうが協議離婚に応じないなら、調停を不調に終わらせて裁判だ!

さて、夜も更けて、お風呂に入った。
ケイは中学の頃から日記を付けている。それを見せてと言っていたけど、絶対にイヤ!って、言われていた。


だが、どんな心境の変化か?「るみか日記みていいよ」と、本棚から日記を取り出し渡してくれた。

三冊ある。

「これから読んで」と、言うので、お布団に潜り込んで一冊目を読んだ。

これが、また、可愛くて、面白い!!

文体は太宰治の様なものだ。
「Kちんは、太宰か!?太宰と同じ様な書き方だよ。まるで、人間失格を読んでるみたい」
「そうかなぁ?」

ポエムを書いてたり、好きな女の子のことが書かれたりと、正しく思春期の揺れ動く、気持ちが書かれていた。

「見てもいいけど、ケイのこと嫌いにならないでね。ショックを受けることがあるかも知れないよ?」
「大丈夫だよ!過去の事だもの」

ケイは好きな子、Iちゃん一筋だったようだ!毎日の様に彼女の名前が書かれている。でも、おかしいのは、他の女の子数人と文通もしていたのだ。一番好きなのはIちゃんだけど、他の子も知りたいといった感じだ。

でもね、Iちゃんとキスをしたことも、手を繋いだこともない(笑)読んでいる私がじれったくなるぐらいにね。
欲望は、はちきれんばかりにあったけど、良い子のケイはそんなことをしてはいけないと、自分に言い聞かせてた(^^ゞ

あまりにも純粋無垢で、痛かった。。

この頃のケイは、ホントにモテていた。あぁ~勿体無い!

読んでいてホントに可愛い♪

日記の最後には「この日記にお礼を言いましょう」とか「日記さん、今日は」とか、書かれていて、微笑ましくて笑みが漏れた。

時には「みなさん今日は」と、書かれていて日記なのに誰に言ってんねん!って、突っ込みたくなった^^;

日記も読み進み高校生時代が終わって、就職してからの物になった。
それも、また女性に対しては、じれったい物だった。

嫁と知り合った頃のことも書かれていた。
これは気分が悪いので止めておく。

ただ、思うのは、もっと早くに初体験を済ませて女性経験を積んでいれば、あの嫁に引っ掛けられることはなかっただろう。。

あまりにも、純粋すぎるケイであった……。