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飲みながら

テーマ:離婚訴訟 2006-10-22 12:39:46

この日ケイは送別会だった。
二次会に行くと言ってたので、夜、店が終わって帰ろうとするとケイからメールが届いた。
「Hで待ってます」
二次会終わったのと思いながら「了解♪」と返して、タクシーに乗って繁華街にあるHに向かった。

ところが、ケイは近くで飲んでてまだHに来ていなかった。
もぅー!と、思うけどしょうがない。

マスターを相手に1時間ほど飲んだ頃「うぅ~酔っ払ったー」と、ケイが店に入ってきた(ーー;)
「遅いよ!」
「ごめーん。怒んないで」お偉いさん方の相手してたから仕方ないんだけどね。
「こんなに遅くなるなら帰っていたのに!」一応のことは言う。
「ホント、ごめんって。ねっ」目が思いっきり酔っ払ってるケイ。それを見てこれ以上言うのをやめた。週末は楽しく飲みたいもんね。


それから、飲んで歌って家に帰った。


「うぅー今日はお風呂は入れない」
「入らなくていいから、ちゃんとお布団で寝なさい」
「ダメ!足洗わないと」ケイは油足なのだ^^;
「だったら、早く洗ってらっしゃい」
「動けない」
「じゃ、そのまま寝なさい」
「ダメダメダメ」と首を振るケイ(ー_ー)!!
「早く洗ってきなさいって」
「起こして」と、手を差し出すケイ。その手を引っ張って起こすとようやく洗いに行った。


その間に、お布団を引く。

戻って来たケイの服を脱がせてパジャマを着させて横にならせて、お布団をかける。ふぅ~

「るみか」
「何?」
「るみかがケイを嫌いになっても、絶対に何処にも行かないでね」
「うん?なんて?」イマイチ言っている意味が分からない私。
「だからね。ケイのこと嫌いになっても離れないで一緒に居てね。絶対に幸せにするから」
「幸せにしてくれるんだ!って言うより、今も幸せだよ。ケイを嫌いになったりする訳ないでしょ?」
「ホントに?」
「ホントだよ」と、言うと安心したようにニコッとして眠ってしまった。


ケイの言葉を聞いて、ケイは本当に寂しい思いをしてきたんだろうなって思った。


家族と言うものがありながらね。それを思うとほろりとなった。


計り知れないケイの過去の寂しさを思うと涙が流れた。


ケイは私と暮らして初めて夫婦の暖かさを知ったんじゃないのかな?と、思う。私は離婚はしたけど、少しは幸せな時期はあったからまだましだ。ケイは全くと言っていいほどなかったようだから可哀想なものだ。

  

翌日。

夜、うちで焼酎を飲みながら裁判の話をする二人。。

「どう反論してくるんだろうね?」と、私。
「本当に」
「彼女はどうして、あんなに突っ込まれることばかり主張したんだろうね?」
「自分は間違ってない!って、それしかないと思うよ」
「ケイちんの反論書読んで地団太踏んでるんじゃないの?」
「かもね。あんなこと書いてるんだから何か証拠でも提出するのかな?と、思ってたらそれもないしね」
「調停の時に勝ち誇ってた顔してたって言ってたでしょ?」
「うん」

「自信があるなら、睨み付けることなんてしないよ。頭にきている以外ないね。弁護士に言われたかもよ?これの証拠はありますか?これは?、ってね。なければ通りませんよって。ウソを沢山証拠つきで暴いてるから、それも弁護士に言われるだろうしね」


「弁護士はケイの反論書見て、反論しようがないから苦し紛れに、彼女達の貯蓄のこと言ったんじゃないの?」
「そう思う。何言ってるの?って思ったもん」
「沢山のウソに弁護士びっくりしたでしょうね?」
「この件から下りたいと思っているだろうね」

「でも、どうしてあんなにバレるウソ言うんだろう?」
「舐めんなよって感じだよね?」
「私をね(笑)誰がついていると思ってんのよ!ってね」
「そうだね!ケイじゃなくてるみかだった」

「この反論書に反論しようと思ったら大変だよ~常識的に書かれてるんだから、反論しようとすれば屁理屈か非常識なことでしかできないよ」
「それにね、やつ達はKが銀行の10年分の取引一覧表を取り寄せてるの今回まで知らなかったから、これもびっくりしてると思うよ」
「光熱費なんか、何が月1万5千円ほどなのよね。ケイがいない今でも水道代だけでも月平均1万8千円超えてるのにね。よく言えるよ!」
これも、反論書で指摘している。


彼女は見れば一目瞭然のことでも、悪びれもせず平然とウソをつくのだった。


「奴がなんで分かるような嘘を言うのか?ケイもホント分かんない」
「息子君にお母さんに、全部見せてもらえっていいなさい。見せらんないだろうけど。息子君と15歳まで寝てたの暴露したのも怒ってるだろうね?」
「うん。でも、これは捏造ですって言うかもね?」
「彼女が息子君と中3まで寝て何々って書いたメモ?」
「そう」
「そんなこと言う?でも、そうなったら、筆跡鑑定だね!」
「奴は言いかねないよ。奴から来た手紙もあるから鑑定はできるね」
「鑑定費用は彼女の字だって鑑定されれば、彼女に支払請求します、でいいんじゃない?」
「そうだね」

さて、彼女は捏造だと言うのだろうか?

酔いも回り、お風呂に入って眠った。


これから先次々に彼女のウソが暴かれて行くのであった……。


裁判当日

テーマ:離婚訴訟 2006-10-22 12:06:14

お昼に起きて、有り合わせの物でお昼ご飯を食べた。

思いっきりテレビの、身の上相談?を二人で見る。
末期癌の姑の介護の相談だった。
自分は嫁で姑の面倒を毎日看ているのに、夫の何番目かの兄弟が母親の面倒を看ないってものだ。

それを見てると「うぅ~(/_;)」と、涙ぐむケイ。お母さんが入院してるときのことを思い出したようだ。その頃、彼女はお母さんを一度も見舞ったこともない。この神経が理解できないよね。。

「よしよし」と、頭を撫でてやる私^^;
聞かなくてもケイの気持ちは手に取るように分かる。

ケイちん、辛かったね。。

ご飯を食べ終わって、ケイは裁判所に向かった。

ケイが出かけて1時間半後うちの電話がなった。ケイだ!何か聞きたいことでもあるのかな?と、思いながら電話に出た。
「今終わったよ」
「えっ、もう終わったの?」
「うん」
「それでどうだった?彼女来てたの?」
「夜叉のような顔して座ってたよ」
「ホント!」
「うん。先生が鬼のような顔して座ってましたねって。裁判官が何か言いたいことありますか?って、言ったら向こうの弁護士、息子や奴の貯蓄状況を開示する必要性が分からないって」
「バカじゃないの?!嘘ついてるからじゃない!」
「そうだよね。まっ、帰って詳しく話すよ。このまま会社に行くよ」と、電話を切った。

ホント、向こうの弁護士、頭おかしいんじゃないかと思う?
嘘ついてないなら提出できる。
必要性が分からないって!あんたがそんなこと言うのがわたしゃ分からないよ!

まぁ、いい。。

夜、店が終わって家路を急ぐ。
ケイにメールすると、仕事が終わって飲んでたらしく、駅ビルで待ち合わせることに。

「飲んでごめんなさい。罰として立って待ってます」と、メールが届く。
飲んでても別にいいのにね(>_<)でも、面白いから「罰は私が決めるの!」と、返す。
「立ってるのは自己反省です」と、ケイ。

そんな遣り取りをしているうちに駅に着いた。久しぶりに焼き鳥屋さんに行った。

「どうだった法廷は?」
「なんかね、裁判官が着る服あるでしょ?それがね、ヨレヨレでお芝居してるみたいだった」
「三文芝居?」
「うん。もう少しビシってして欲しいよね」
「あはは~でも、すぐに終わったんだね」
「奴が鬼のような顔してずっと睨み付けてたから、目合わさず違う方向見てた」
「睨み返してあげればよかったのに」

「イヤだよ。怖いよー。お互いに出すもの出して、奴の方にはこっちが出した反論書にたいしての反論を次回持ってきて下さいって」


「次回っていつ?」
「5月の半ばだよ」
「えぇー!5月の半ば?二ヶ月先じゃない!それって、誰が決めるの?」
「裁判官。ケイが出した反論書が長いから時間がかかるだろってことらしい」
「時間がどれでけあっても、反論できないことの方が多いでしょ?」
「そうだよね。でも、裁判官は奴達の貯蓄状況は必要に応じて提出を求めますって」
「ふーん」

「先生が言ってたけど、裁判官がこんなこと言うの初めて聞いたって」
「どういうこと?」
「ケイの反論書を読んで、お金関係で疑問を持ってるって事らしいよ」
「そうなんだ」
「奴すごい顔してて、先生が息子君より彼女の方が欝じゃないのかな?って言ってた」
「そう」
「裁判なんて二度と経験したくないね」
「いいじゃん。人が経験できないこと経験したんだから」
「もう、るみかひどーい」
「あはは~でも、彼女はホント頭悪いね?前からこんなに頭悪かったの?」
「知らなかった。自分で私は頭がいいって言ってたし」

「呆れたもんだね。私だったらあんな答弁書は書かないよ。真摯に反省してここまで来れば元の鞘に戻ることなんてあり得ないんだから、貯蓄状況も明らかにして、主人が金遣いが荒いので黙っていましたが、二人の老後の為にと思って蓄えていましたって出すね。それで離婚する上でも和解させて下さいって」
「そうなれば話は変ってくるね」
「でしょ?じゃ、これとこれはあげましょうってなるし、法定相続分より多くあげてもいいよね」
「そうだね」

店の閉店時間になって、うちに帰った。
そして、先生が清書した反論書を読む。

最高の出来だった!
これに、どうやって反論するんだろう?見ものだ!

「向こうが反論すれば反論するほど、ボロがでますよって先生が言ってた」
「でしょうね。これだけ常識的で綿密に証拠も添えて反論してるんだから、彼女は、また言い訳の様な反論しかできないよ」
「そうだよね」

病気と言えないような病気を理由に働けないという彼女。ただの高血圧だ!これは先生が専門分野の文献を提出して働けないようなものではないと主張している。

病気の婆さんの付き添いで働けないとも主張している。これは、ケイの両親の見舞いにも行かず、危篤の時に駆けつけることもせず、葬儀に参列することもなく、仏壇に手を合わせたことも、墓参りにも行かないという酷い仕打ちをしておきながら、自分の母親が患ったからと言って間接的にケイに面倒を看させようとはそんな理屈が通る訳がない!と、金さんがバッサリと切ってくれている。

息子君のことを離婚を先延ばしにする理由にしているけど、これはケイは大学卒業で養育義務は終えたものと考えており、学費は出すがそれ以外はしない、成人を過ぎて大学を卒業した大人が何もかも人に頼るのは息子の将来の為にも良いと思えない。と、している。

大学を卒業した息子君の養育義務を主張すること事態に無理がある!そこまで、院に行かせてあげたければ働け!!今まで蓄えたもので行かせてあげろ!っちゅの。

さて、○○さんどうしますか?
あなたが自己反省を交えた答弁書を提出していれば、少しはケイの気持ちも変ってかもしれないのに。ホントあなたって私が今まで生きて来た中で、一番、非常識で無知で冷酷で残忍な人間だよ!

多分、彼女は両親から歪な愛情しか与えられなかったんだろうね?だから人を心底愛することが出来なんだと思う。でも、賢明な人間は大人になるにつけ間違いに気づき修正するのになぁ。。

第二回裁判前日

テーマ:離婚訴訟 2006-10-21 09:59:44

いよいよ明日は、二回目の裁判日がやってきた!
どんな展開になるのだろうか?

傍聴したいなぁと、思うがそれはしない。。

彼女がどんなこと言うのか?聞いてみたかった。

前日。
「ヨウコさん(嫁)って可愛かったの?」と、聞いてみた。
「全然」
「じゃ、キレイだったの?」
「全然」とのことらしい。
だったら、何処に引かれて結婚なんかしたの?と、思うけどケイの過去の日記を読めば、純真なケイが結婚に流されていったのが良く分かる。

ケイは田舎でも、出てきてからも結構モテていたのだ。
一度、ケイと彼女が写ってる年賀はがきを見たけど、全然釣り合いが取れていなかった。おばさんと、青年って感じでね。

彼女はケイ以外誰とも付き合ったことなかったと思う。店に来る彼女の元上司が「若い頃から、おばさんぽっかった」と言ってた。
そんな彼女だから、ケイを逃せば次はないとでも思ったのだろう。用意周到にケイを引きずり込んだのだ。

彼女に取って、好きとか愛なんかはどうでも良く、ケイは自分と母親が一生楽に生きる為の道具に過ぎなかったと思う。純真なケイは自分の言うことには逆らわず、自分の思い通りになるって、舐めてかかっていたのだろう。

ケイと別れるようなことがあってもいいように、ケイが働いて得たお金をせっせと自分口座に貯金してきたのだと思う。今は、それを取られてたまるか!って感じだろう?

でも、ホント寂しい人だ。きっと、彼女は人を心の底から愛したことも、愛されたこともないんだろうなぁ?。ある意味、かわいそぅ。。

お金に執着するしかない人生なんて嫌だよね!?お婆さんは、どうして娘に常識や大切にしなければいけないことを教えてあげなかったんだろう?それを、ちゃんと教えてこなかったから、娘がこんなことになるんだよね。

あっ!でもお婆さん自体が非常識な人間だから、教えるなんて無理か?


夜、仕事が終ってから、うちの近くのNに飲みに行く二人。明日、ケイは裁判の為に休みを取っている。
二時過ぎまで飲んでうちに帰った。キッチンで腰掛タバコを吸う。
「彼女色んな物の証拠を提出しないさいって言われたらどうするんだろうね?」
「前のことなんで、そんな物ありません!って、言うだろうね」
「って、それで通らないでしょ?彼女が本当のことを言ってるなら、証拠を取り寄せなさいって裁判官に言われたら、出さない訳に行かないよ。出さないってことは嘘だってことの証明になるもん」
「そうだね。奴の弁護士勝てるなんて思ってないんだろうね?じゃないとあんな答弁書出さないよね?」
「うん。彼女はケイを舐めてたみたいに、法廷さえも舐めきってるんだよ。調停みたいに、自分の言い分が通ると思ってるとしか思えないね」
「明日、奴は来ないかもね?」
「そんなことないっしょ!来ない訳ないじゃん!絶対に来るよ!」
「暇だし?」
「うん」
「先生は向こうの弁護士のことどう言ってるの?」
「言いはしないけど、こんな若造に負けるか!って感じだね。昨日の電話でこの間補足した反論書ね、これ以上書くことないってぐらいに書いていますよって言ってた」

「そう、先生のことだからグゥの音も出ないような内容なんだもんね」

調停で離婚してれば良かったのに。その前に、家も土地も彼女が持っているもの全てあげるって言ったのにね。全部自分の物になったのに。本当にバカな人だなぁ。。ここまで来れば彼女に有利なことなんか何もない。

ケイは今では法で決定された物しか渡そうと思っていない。私にしたって、もう彼女に同情の欠片もない。彼女から出された答弁書には、誰が見ても非常識とされることが当然のこととして主張されてて、自分がケイやケイの家族にしてきた数々の醜い行いに対して何の反省もないのだ。

こんな人に情けをかける必要なんかない!未だに自分は悪くない!って思ってんだから(ー_ー)!!私達は、ケイの両親の無念を晴らしてあげないとね。お姉さん達の思いもね。

夜も遅くなったので、お風呂に入って眠った。。

弁護士から届いた反論書

テーマ:離婚訴訟 2006-10-21 09:45:47

3月に入った日曜日。

夜、外食から帰ると「あっ、先生から反論書ができましたってメールきてたんだった」と、ケイ。
私が作った反論書を弁護士に送っていたのだ。それを手直ししたのが届いた。

「じゃ、見ようよ」
「うん」

ノートPCを開いて、反論書を読む。ケイと読むスピードが違うので、私のPCメールに転送して別々に読んだ。

「ケイが乗り移ったみたいだね!ケイが言いたいこと全部書いてくれてる」
「違うよ。最初にケイちんが乗り移ったのは私にだよ」
「そうだった(^^ゞ」
「でしょ?そのーベースがあって、話も聞いてて先生にも乗り移ったんだよ」
「るみかの言う通り」

内容は私が書いた反論書をベースに先生の言葉に変えられ、彼女の言い分をを一刀両断って感じでバサバサと切っているような気持ちのいい物だった!さすが、金さん!!

これにどうやって反論するの?と、思う。反論の余地が残されてないのだ。預貯金を開示しないのは、見られては自分に都合が悪いからだとしか取れない。開示しないのは、貯金があると言っているようなものなのにね。彼女は蓄えがないと言い切っているので見物だ。

彼女に都合が悪い箇所は、うやむやにしか書かれていないので、それに対して証拠を提出するように書かれている。

「気持ちいいね?」
「うん。今度は裁判官も同席で丸テーブルでやるっていってたけど、奴、発狂するんじゃないかなぁ?」
「なんて?」
「そんなの認めませーん!って」

「そんなことしないでしょ?って、答弁書読んでたら法廷の場ってことも考えずにいいそうだね?」
「そうだよ。私は間違ってません!って」
「だったら、面白いじゃない。そんなことしたら裁判官の心象が悪くなるだけだしね。どんな人間か露になるだけだよ。相手を怒らせるのも手法の一つだからね」

「そうだね。しかし、奴が依頼した弁護士勝てるなんて思ってないんだろうね?答弁書読むと非常識と取られることがほとんどでしょ?」
「うん。勝ち目はないと思ってるかもね?」
「多分、こう書いて下さい!って、弁護士の言うこともきかないと思うよ。奴は」
「最後には弁護士もさじを投げたりして。もう、あなたの弁護はできませんって」
「あり得るね。奴はそんな人間だよ」

先生は私が思ったとおり、証拠も効果的に使ってくれていた。ただ一つ彼女から届いた手紙は今回は使ってなかった。いつ使うのか?見物だ!

やっぱり、金さんは弁護士だけあって全てが理論的且つ依頼主Kの気持ちを汲み取りながら、客観的に書かれていた。中途半端な言い訳なんてできないぐらいに。

反論書はA4の用紙に46枚に及んでた。すごいよね!?私が書いたのは最終的には17枚だったのに(>_<)

「丸テーブルでって、彼女も同席するのかなぁ?」
「多分そうじゃないの?」
「だったら、余計に見物だね。Kちんにムカついて本性を露にするかもね?」
「嫌だよ!ケイはそんなのもう見たくない」
「あはは~そうだろうけど、しょうがないじゃん」
「うぅー(/_;)」
「よしよし」

金さんが作成した反論書で明るい日差しが見えてきたように思う私であった。枚数が多かったので、読み終わると1時を過ぎていた。

辻褄の合わない答弁書

テーマ:離婚訴訟 2006-10-20 14:29:01

夜、店は早くに終わって電車でうちに帰った。
ケイは一足早く帰ってて食事をした後だった。

「ただいま~」
「るみか、お帰り~」
ケイはキッチンで椅子に腰掛、向こうが提出した答弁書を読んでいた。
「これって、ムカつくよね?読みたくないよ」
「私はこれ読む度に胃が痛かったよ」
「これ見ると、ケイは最低の男だね」
「そうだね」
「るみかは最低の男と一緒になるんだ」
「何言ってんのよ」本当にケイは顔さえもまともに洗えない最低の男として書かれている。答弁書の中にはケイを思いやる言葉や自分がしてきたことへの反省など一つもなかった。

「ここでケイの実家を見下してないって言っといて、ここでは完全に見下した言いかたしてるんだからおかしいよね?」
「この内容は辻褄の合わないことばかりだよ」
「自分で答弁書書いて弁護士費用安くしてもらってるんじゃない?」
「そんな弁護士いないしょ?」
「でも、弁護士が書いたとは思えない内容だよね?」
「うん。この弁護士ばっかじゃないの?内容読めば辻褄が合ってないこと丸分かりなのにね。きっと、この弁護士彼女が勝てるとは思ってないんじゃないの?ただ弁護料がもらえればいいと思ってるかもね?」

「そうだよね。この弁護士おかしいよね?」
「あっ、そうそう明日先生に、証拠を持って行くのよ」
「うん」

そして、答弁書には自分には全く非がないと書かれているが、彼女から届いた「あなたはもう遅いと言うかも知れませんが、心から言います。ごめんなさい」と心にもないことを書き、自分にも非があることを認めている手紙。

ケイが浮気に走った理由の証拠として、中3まで息子君と寝ていた彼女に、それを咎める為に書いたケイの手紙。裏には彼女が「中3になって息子と寝てる云々」と返事が書かれている。

息子君が高校生になるまで、ケイの両親が孫の存在を知らなかったことが書かれた年月日の記入され、交流が途絶えてたことを証明するお姉さんからの手紙。彼女はケイは実家と交流が途絶えたことがないと主張しているのだ。

ケイから物を買ってもらって「ありがとうお父さん云々」と書かれた息子君からの手紙。虐待などないことの証明。

日記に、はさんであったこれらを出してあげた。
「先生にこれを有効に使って下さいって渡すのよ」


「分かった」
「有効に使えばかなり効果があると思うよ」
「そうだね」

私なら、Kの反論書で彼女が息子と中3まで一緒に寝ていたことを書いて、証拠はひとまず出さないでおく。次の彼女の反論書にそんなことはしていないときたら、証拠の出番だ!「これが目に入らぬかー」ってね^^;

まっ、金さんは上手く使ってくれるだろう。

翌日、夜、店が終わって電車で帰った。
ケイは金さんと会って、わりと早く家に帰っている。

「ただいま~」
「お帰り、るみか」と、バッグを手に取るケイ。
「先生との話しどうだった?」
「う~ん、答弁書読んで高圧的で傲慢ですねって」
「そうでしょうね」
「彼女の性格が分かりましたよって。文書には性格が表れるからねって」
「で、証拠はなんて言ってた?」
「どの部分で使えるとお思いですかって聞かれて答えた。すぐに出しはしないけど、るみかが言ってたみたいに効果的に使いますって」
「そう言ってくれたんなら、上手く使ってくれそうだね」

「そう思う」
「帰るの早かったんだね」
「うん。反論書も送ってるし証拠もあるから、一人でこれから先を組み立てたいって。ケイが居てもしょうがないもんね」
「どんな手法で行くか?考えるんでしょうね」
「だと思う。陳述書は、まだ先の話だって」
「そうかも知れないし、先生が作ってくれるとしても、ケイがこれだけはどうしても言っておきたいってことあるでしょ?それは作ってた方が良いよ。文章作るのって、結構時間かかるからね」
「そうだね。それと、反論書に出てくる叔母さんは誰のことなのか?どんな関係なのか?はっきりして下さいって」


「でしょうね。やっぱり裁判では、あやふやなことは通らないんだよ」
「るみかが言ってたように、おふくろが来た時、誰の結婚式で来たのかも調べておいて下さいって」

お母さんが来た時は、かなり昔でKは誰の結婚式で来たのか?覚えていないのだ。親戚の人には違いないけど、お母さんの代で交流が途絶えているのでケイは余計に分からないのだ。

「ほ~ら!早く電話して聞きなさいって言ったでしょ?」
「うん。電話するよ」
「勝算は?」
「あるって。裁判官が世の中のことに長けている人なら、胸のすくような判決が下ることもあるって」
「そうなるといいね」
「そうだね」
「そうなるように祈るしかないね」
「うん」
「ケイのお父さん、お母さんも見守ってくれてると思うから大丈夫だよね」
「きっとね」

ヨウコさん、ケイ側の証拠が出る度にあなたは不利になりますよー
どうします?さっさと離婚に同意して持ってる物を出してケイに半分返してあげて下さいな?……

フラストレーション解消

テーマ:離婚訴訟 2006-10-20 11:43:55

そして、ようやく反論書がなんとか出来上がった。

虚脱感が襲う。。

何もする気にならなかった。

だが、久しぶりに仕事もやる気が出てきた。普段しないところも掃除したりして、料理を作りたくなって買い物に出かけて数種類の料理を作った。

雨も上がって、部屋もキレイになって気持ち良い♪

しかし、反論書を作ってる間は最悪だった!ちょっと、ここでその頃のフラストレーション解消しよう。

嫁の母親は散々ケイに食べさせて貰って来たのに、物心共に影、日になり協力してきただと!はぁー?(ーー;)
夫婦仲が破綻したまず最初の原因はこのお婆さんなのに、亡くなったケイの両親を非常識な人間としてお婆さんの言葉で書かれていたのだ。

ケイがいる住所を別居当時から知っていたのに、「知らなくて何も出来なかった」だと!?はぁー?例えケイの住所が分らなくても、物や手紙は会社送ることできるちゅうに!元上司に手紙を出せてケイには出せないというのか?ホントおバカな女だ!

調停の時に「37万ないと生活できないんです!」と、怒ってたくせに、同居してる時にはケイが15万以上のお金を持ち出し使ってただと?はぁー?あなたは計算が出来ないのですか!?保険や財形等々を引かれて、Kの手取りは40数万円ですよ。
あなたが家計収支表に記入してたのを、平均すると月に40万ですよ。お忘れですか?あなたが書いたんですよー。そこからケイがどうやって15万を持ち出せるんですか?おかしいでしょ?

自らの貯金?あなたは新婚旅行に行くと何も残らなかったと陳述書に書いてますよ。結婚して暫くは働いているけど、その時の貯金なら、あなたの貯金などではなくて共有財産ですよー。私の言ってること分かりますか?

ケイが不貞行為を行なった?はぁー?それは、10数年前の話ですよー。昨日のことのように言ってはいけません!その時、あなたはケイの謝罪を受け入れていますよね?これも、お忘れですか?10数年前の不貞をどうのこうの言っても通用しませんよー。

ケイが児童虐待者でDV?はて?証拠はありますか?

ケイのお父さんの葬儀には、入院中の母親の退院指導で行けなかったと?そんなこと世間で通用しますか?お母さんの葬儀には、母親の手術で行けなかったと、言うんですね?家にいたじゃないですか!?ケイに聞きましたよ。これも病院の証明を提出して頂きましょうかね。葬儀の度にあなたの母親は病気になるんですね?全く困った人ですね。


で、葬儀の後、お仏壇に手を合わせることもなく、お墓参りも一度もしないのは何故なんでしょうかね?ずっと入院していたんですか?違いますよね?

「私には関係ないから行かなかった」とは言わないんですね?一応、それが非常識との認識はある訳ですね?

でもね、どれだけ繕ってもバレバレですよ。あなたが行く気がなかったのが。行かなかった理由はこれしかないでしょ?正直になりましょうよ。

ケイの姪の結婚式の招待状をKが送り返せと言ったと?答弁書にはあなたと息子君の名前を切り取って送り返したとは書かないんですね?「主人が言ったので送り返した」だけでなくて、ちゃんとこのことも書きましょうよ。書いてないところを見るとこれも非常識だと分かってるんですね?分かってて非常識なことが平気で出来る人間なのですね。あなたは?

ケイのボーナスを家電の修繕費に使ったと?修繕費に年間150万以上かかったんですか?おバカですねぇ~そんなことするより、買ったほうが安いですよ!修繕したって言い張るのなら、これも証明して貰いましょうかね?

病気で働けないと?あなたの持病は、所謂、高血圧じゃないですか?あなたは日本に、高血圧の持病がある人がどれぐらいいるか知ってますか?約1400万人ですよ。そのほとんどが成人なんですよ。その人達が働きもせず、自宅療養してるというんですか?違いますよね?ほとんどの人が持病を抱えながら働いているんですよ。働かない言い訳しないで、働く努力ぐらいはしましょうよ。

何?持病だけじゃなくて、お婆さんの通院に付き添わないといけないから働けないと?お婆さんはそれほど重病なんですか?だったら、介護保険制度を利用しましょうよ。婆さんに付き添い介護が必要だと認定されれば、ヘルパーさんを格安で利用できますよ。認定されないなら、お婆さんには付き添い介護が必要じゃないってことです。あなたが勝手に付き添っているに過ぎませんよ。

ケイの両親が入院しても見舞いにも行かないで、危篤の時に駆けつけもしないし、お葬式にも参列しないで、あなたの親の面倒をケイに見ろと言うのはあまりにも理不尽な話じゃないですか?甘いですよ!お婆さんがどうなろうとケイの知ったことじゃありません。どうぞ、親孝行はご勝手に。

これは、あなたがケイの両親にした仕打ちがそのまま返ってきてるんですよ。分かりますか?自業自得ですよー。その年になって、自分がしてきたことは自分に返ってくるって分かりませんか?善も悪も然りですよ。


児童虐待するからを息子君をケイから引き離したと?幼い頃ならそれも通用するかもしれませんが、中3まで一緒に寝てたそうじゃないですか!これではそんな話通用しませんよ。このこともちゃんと答弁書に書きましょうよ。ケイを放ったらかしにして、こんなことしてるから他の女に走るんですよ。少しは反省しましょうよ。

ケイの元上司には真摯に話をしてもらったと?あれ?上司には電話してないんじゃなかったですか?ケイに聞いてますよ。息子君の前で元上司に電話なんかしてないって言ったのを。ホントにあなたは嘘つきですね。

それに、良識ある元上司が部下の嫁に無碍な対応できる訳ないないじゃないですか!私にもできません。嫌でも真摯に話を聞きますよ。少しは人の迷惑を省みては如何ですか?電話を受けたご本人はあなたの本性を知っているので迷惑されてますよ。
「あんな女とは早く別れろ」とケイは言われたそうですよ。あなたの都合の良いように考えてはいけません!

この状態で修復が可能だと?あなたは言うのですね?呆れてものが言えません。あなた、頭おかしいんじゃないですか?夫婦の修復は一人ではできませんよ!あなたみたいな女と暮らしを共にしたい男なんていませんよ!!肝に銘じましょうね。

あなたが言っているのは、していないことの言い訳に過ぎず、何一つしなかったことの理由にはなってませんよ!悪しからず。

ふぅーと、ちょっとすっきりした^^;

2回目の裁判は3月半ばだった。
ケイの反論に対しての反論が楽しみでもある私であった。。

反論書に疲れる私

テーマ:離婚訴訟 2006-10-20 11:06:24

答弁書の内容のはっきりしない箇所を一つ、一つケイに確認しながら、反論書を作っていく。ふぅ~(-.-)

ウソの羅列に呆れ果てる二人。。
証拠のないことはお互いに裁判では取り入れられないので、構わないけどここまでよくウソがつけるよね!っ感じだ(ー_ー)!!
目の前に居れば、頬の一つでも引っ叩いてるだろう。

ケイはこんなの見ても腹立たしいの通り越して、何も感じないという。そうかも知れないなぁ。

でも、ムカつくのが、ケイのお母さんが結婚式に大阪に来た時、家を訪ねて来た時、彼女と母親は家に居たくせに、自分は社内旅行で居なくて、母親は仕事で遅くに帰宅するので家に来ることを断った。と、書かれ急に訪ねてくる母親が非常識だと書いているのだ!

信じられない言葉だ!どっちが非常識なんだ?!
母親が息子の家を急に訪ねたらあかんのかぁー?
ケイはホントにすごい人と結婚したもんだ(ーー;)

ウソと自分達のことを如何に常識人かが書かれてる。
話してるうちに、ケイも忘れていることも多々あった。
この間から、ケイは日記をつけていたので、日記を読んで確認すれば?と、話していた。それから、ケイは面倒になって、ついに「絶対に読んだらダメだよ」と、言っていた日記を出してきて「もういい。読んで」と、差し出したのだ。

これに、彼女との遣り取りのメモがあった。そこには、常識を遥かに超えることが書かれていた。ケイからは「息子も年頃なので一緒に寝るのは、もう止めた方が良いと思います」と。その返事に「今は中3にの男なので……」と書かれていた。なんと、彼女は息子君が中3になっても一緒に寝ていたのだ!

気持ち悪くて背筋が寒くなった(-_-;)中3まで息子と寝る母親がいるか?その書き方が、今まで私は我慢してそうしてきましたと言うように書かれていたのだ。ただ溺愛していただけのクセに。

息子も息子だ!ホント、バッカじゃないの?
気持ち悪い(ー_ー)!!
ケイもよくそんなことさせていたよね?
おかしな家族。。
常識人と豪語する、嫁と母親がこんな非常識なことしてるんだから呆れるよ。

こんな状態が息子が3歳の頃から続いていると言うのだ。
ケイに浮気するなと言う方が無理な話だ!
日記を読むと、他にも異常なことが書かれているかも知れない。
ケイのお許しも出たことだし、じっくりと日記を読ませて貰いましょうかね


ケイの日記を読んだけど、裁判に使えそうなものはなかった。でも、反論書、書くの疲れるわぁー(-_-;)思い悩みながら、書いていったら15枚になってしまった!でも、まだ終ってない。裁判ってホント文章のやり取りの喧嘩だね。こんなじれったいことはない。。

客観的証拠だけが物を言うわけだから、訴状と答弁書を裁判官が読んで、さっさと「これとこれの証拠を提出しなさい」で、いいんじゃないの?どうせ証拠のないことは、ないのと同じなんだから、この時こうでした的なやり取りしても意味が無いとと思うんだけどね。それなのに、イチイチ向こうの言うことに反論しないといけないなんて無駄だよなぁー?

なんだかなぁー。。(ー_ー)!!

こんなことさせるから裁判は時間がかかるんだよね。刑事事件ならともかく、民事の離婚裁判なんだから、とっととお互いに証
拠を提出させればそう時間もかからず、判決下せると思うんだけどなぁ。。

今書いている反論書に対して向こうがまた反論して、反論書を書かないといけないといけないとなったら、もう勘弁して下さいって感じだよ。って、言っても書かないとしょうがないけど。

この頃、かなり疲れていた。。
フラストレーション溜まるし。
何かをして解消できる類の物ではないのが、また、しんどかった。
バイオリズムは下降線を辿り横這い状態の様な気がした。

ケイの裁判のことに精力注ぎすぎていたのだ。常にそのことが頭を離れなかった。電車に乗ってても、反論を考えてたりした。

仕事をする気もしないし。仕事をしてても、気が入ってなくて心がそこにはない。お客さんに失礼だと思っても、知らない間に思考は裁判をシュミレーションしてたりするのだ。

のめり込み過ぎだった(>_<)

彼女からのウソだらけの答弁書を読むと、怒りで、ギュっと締め付けられるように胃が痛くなった。だけど、反論書を書かないといけないので、読まない訳には行かない。。

うぅーイヤじゃー(ー_ー)!!

あと少しで出来上がるのでなんとか頑張った。。

家事の時間以外は、ほとんどを反論書に注ぎこんでいた。考えたくないけど、ここまでして、勝てなかったら私はどうするのだろ
う?と、いう思いが頭を過ぎる。

想像もつかない。勝てる自信はあるけど、こればっかりは判決が下されないと分からない。まだ先は長いのにこんなことを考えてもしょうがないと思うが、その長さが私を抑圧した。

それが息苦しかった。。
目に見えない分厚い壁が、立ちはだかってる様だった。

ケイとの関係は至って良好だったが。。

ウソばかりの答弁書

テーマ:離婚訴訟 2006-10-19 12:59:42

穏やかに時は流れて、第一回目の裁判日が近づいてきた頃、ケイの依頼している弁護士事務所から封書が届いた。きっと、訴状に対しての向こう側の答弁書だろうと思う私。

ケイがいないので見る訳に行かない。
どうせろくなこと書いてないだろう、と、いうことは想像がつく。

夜、ケイは10時過ぎに仕事が終わったらしくて「先に帰って読むね」と、メールが届いた。

店は早くに終わって電車で帰る。
そのことをメールすると「読んでてアホらしくなった」と、ケイから返信。やっぱり、答弁書だったようだ。大体、想像はつくけれど、早く帰って読みたい。

駅に着いて自転車に乗ってうちまでダッシュした。

「るみか、お疲れ~」
「ただいま」と、ハグする。
一息ついて、焼酎のお湯割りを飲んだ。それから、答弁書を読み始めた。

なんじゃ、これは(ー_ー)!!

ほとんど、何の証拠もないことばかりが書かれていた。
それに、調停の反論書に書かれてた都合の悪い箇所は省かれていた。おバカなのが、こちら側に都合の良い、証拠を提出できることがかなり書かれてたのだ。

ケイのお父さんの葬儀に行かなかったのは、母親が入院中だったとか。もちろんそんなことはない。ケイの実家から電話がかかってきた時、二人共横に居たというのに、笑ってしまう。ケイのお父さんが亡くなった時も、彼女の母親は入院中だったと書かれているのだ。これもウソである。これは、年数から言って、まだ病院にカルテが残っているので提出するよう求めることが出来る。そうなったらどうするのだろうか?

読み進んで行くにつれ、ここまでウソを並べられるとは、と、段々とムカついてくる(ーー;)

原告(ケイ)は、自分の親子関係に比べ、被告(彼女)と、母親の親子関係が愛情と思いやりに満ちていることを羨んだ原告が、自ら姑との同居を申し出たと書かれている!

何を言っているのだ!ケイは「それはできない」と、ちゃんと言っている。それに対して泣きながら彼女が母親との同居をケイに懇願したのだ。このことはケイの日記にはっきりと書かれている。


ホントに、凄い奴だ!

その上に「原告は婚姻前の自分の生活があまりにも人間らしくなく醜いものだったため、被告や姑の溌剌とした生き方に憧れて被告と結婚したものである」だと!普通、自分で自分達のことをこんな風に言いますか?


冷静に冷静にと、思うんだけど腹立たしさで思わず興奮してしまう。

ケイは児童虐待をしDVだと書かれていた(ー_ー)!!
長男をケイから引き離したのは、児童虐待をするからだとある。

そんな男とよく一緒にいたね?意味が分からないよ!

結局、Kはお金にルーズで、金遣いが荒く女タラシのだらしのない男として書かれていた。

今住んでいるケイの住所を知ったのは、ケイの郵便物から知った、と、書かれていた。うん?これも意味が分からん?
向こうに届いた郵便物でどうして住所が分かるのだろう?ケイがうちを出て、すぐにKの日記を読んで彼女は住所を知っていたのだ。日記を見たとなれば、プライバシーの侵害に問われかねないので、辻褄の合わないことを言っているのだ。

調停の時の反論書では、家にあったメモで主人が住んでいるとこを知ったとなっている。

ケイと比べ、自分と母親は常識的で非がなく何もかもにきっちりした親子だとも書かれていた。

あぁ~(-_-)
そんなに完璧な人間なんかいるかよぅー

ムカつくなぁー。。

やりきれなくて、焼酎をかなり飲んだ。
読み終わって、ムカついてる私を見て「いいじゃん、言いたいこと言わしておけば。ここに書かれているのは、何も証拠がないしね」と、ケイ。
「そうだよ。反対にこっちが証拠の提示を求められるよ」
「そうだね。今日、先生に電話したんだけどこれが届いてたの知らなくて話がちぐはぐになったよ」
「先生も出した日を考えれば、分かるでしょうに?」
「これを見て電話してきたと思ってるみたい。来週は行かなくていいんだって」

「そうなんだ。で、通帳とカードの返却のこと言ったの?」
「言おうと思ってたんだけど、答弁書の話で言えなかった」
「それを言う為に電話したんじゃなかったんだ」
「いや、来週裁判だからその話をしようと思って」
「ここまで言われて、って言うかこんなことを言うのが想定できて、なお、ケイが通帳やカードなんかを使わせているのが、私は理解できないよ。そうでしょ?ケイが何もかもきっちりやらないのが、私は分からない」
「そうだね。明日先生に電話するよ」

「それと、息子君にメールしなさいよ。反論書にはこう書かれているけど君は本当にこう言ったのか?って。彼女はケイのお姉さん達を鬼と息子君に言ってるのに、これではそんなこと言った覚えはないって書いてあるでしょ?これもケイは息子君から聞いてるんだから、君と会った時こう言ったよねって。メールで返事を貰えば?」
「うーん」
「ケイちんは正常な親子関係を築けなかったから、どこか息子君に遠慮してるんじゃないの?」
「それはあるだろうね。でも、親としてはやれること精一杯やってきたよ」

「だったら、息子君に遠慮しないで言いたいこと言えばいいのよ。それで彼がKちんから離れて行くのならしょうがないよ。息子に遠慮するなんておかしいよ。ケイに対して何の思いやりもない息子なんだよ」
「そうだよね。メールするよ」
「私が書いたのがあるから、それをベースにして手直しして出す?」
「うん」
「かなりきついことかいてるけど、彼にはそれぐらい必要だよ。男なんだから時には突き放すこともね」
「分かった」

そして、お風呂に入って眠った。時計の針はすでに3時を指していた。

息子君へのメールと答弁書に対しての答弁書を作らなければ!
ふぅー疲れるぜっ(ー_ー)!!


息子からの電話

テーマ:離婚訴訟 2006-10-19 11:21:08

年末も押し迫ったある日、ついにケイは離婚訴訟を申し立てた。


年末からお正月は実家に行ったり、Kが仕事で一人うちでKを待ってたりし
たけど、結構楽しく過ごせた。

年末に金さん(弁護士)から封書が届いた。
それには訴状の写しが入っていた。

一回目の裁判は2月の初めだ!
2月かよぅー(ー_ー)!!と、思う二人。。
まだ、かなり先だー。
 

まっ、1月は行くっていうぐらいだから、思ったより早く過ぎるんだろうけど。


向こうにも、裁判所から訴状と口頭弁論期日が送られているはずだ。同じ弁護士に依頼しているなら、調停の時の反論書を使うはずだ。だったら、反論しやすいのになぁ。。

彼女は本当に、自分は悪くないと思っているのだろうか?

ケイと彼女がこうなった原因を私なりに考えてみた。考えてもしょうがないが^^;

事の発端は、彼女はケイの嫁になる、ケイの家に嫁ぐという意味をちゃんと考えてなかったことだと思う。天涯孤独同士でなければ、結婚は二人だけのことでは済まない。必然的に、互いの親や親戚が付いてくる。結婚とはそういうものだ。

そんなことを考えず、自覚もなく、彼女がケイの親兄弟、親戚を疎外して自分の母親だけを大事にしてきたことが、夫婦仲がおかしくなった一番の原因だと思う。そうするよう仕向けた、彼女の母親にも問題はあるのは否めない。彼女がケイを立てて親兄弟を自分の親と同様に大事にしていれば、きっとこんなことになっていないと思う。

ケイがお正月仕事にいっている間、こんなことを考えていた。夫婦のことは夫婦にしか分からないと言うので、これが全てではないと思うが、このことがかなりの比重を占めているのは間違いないと思う。

ケイとここまで拗れて、まだ、しがみ付く彼女の気持ちを理解できない訳でもない。きっと、私は悪くないのに、どうして離婚しなくちゃいけないのよ!?ケイに愛情なんてないけど、この歳で離婚したら私はどうやって食べて行くのよ!とでも思っているのだろう?

変にプライドの高い彼女は、私が悪かった、帰って来て下さいとは言えない。もちろんケイにしがみ付いてるなんて思ってもいない。

精々、自分の意思を貫き通せばいい。
ケイもそうするだけだ。

遅かれ早かれ、何れは決着するのだから。。
「今日ね、息子から電話がかかってきた」
「なんて?」
「何か意図があるのか分からないけど、田舎にお墓参りに行きたいって」
「…… 」黙って頭を巡らす私。。
「母親はそんなことをしないし、教えてもくれないから私に教えて欲しいって。先祖の供養とかね」
「ふーん」
「意図があるような感じではなかったけどね」
「素直にそう思っているんだといいけどねぇ?」
「先のことを考えれば、ケイの遺産のことを考えて奴がそんな風に仕向けてるっていうことも考えられるけどね」

「そうだね。離婚が成立して私とKちんが結婚して、もしケイちんが先に亡くなったら、息子君には二分の一相続する権利はあるけど、彼の行動次第だね。両親が離婚してもケイと付き合いをして行くのならいいけど、じゃなければ、弁護士に私にすべて相続させるっていう遺言書を託しておけば?そうすると彼は最低限の法定相続分しか相続できないよ。それか、お姉さんの子供達に相続させるのもいいね。私だって順番で言えば彼ら達より先に死んじゃうんだから。私が相続してもしょうがないもんね」
「そうだね!息子の行動次第だね」
「前例があるんだから。陳述書を書いたっていうね」


「分かってるよ。だから、意図は分からないって言ってるでしょ?」
「ケイが息子君を悪いように思いたくないっていう気持ちは分かるけど、あの二人に育てられているんだからね」
「うん」
「それかね、お墓参りにKちんと一緒に行って、間に入って両親の仲を取り持とうと思っているかもね?」
「そんなの無理だよ!息子はしょうがないけど奴は絶対に許さない」
「それは分かっているけど、息子君はそう思ってるかもよ?だったら、メールしとけば?何か意図があって墓参りに行こうと思っているのなら行かなくていいって」
「そうするよ」

「なんか、おかしいね?」
「そうだね」
「あっ!今までお墓参りなんてしたことないんだから、離婚の話にケリがついてから行こうって言ったら?今年は息子君が無理に行く必要ないよ」
「そうだよね!」

去年の春にケイと食事をして、ケイの田舎に行きたいと言っていた息子君。その後、何の音沙汰もなく、今になってまた田舎に行きたいとは?何かあるに違いない。何もないかも知れないけど、私にはそうは思えない。
母親に仕向けられてるとしかね(ー_ー)!!

彼女はケイが息子に対して弱いと思っているので、常に息子君を前面に押し出し利用してきた。このこともきっとそうだろう?

離婚の話にケリがついてから行こう、と、言ったら息子君はなんていうのだろう?それからの話で息子君が何を考えているか?見えるような気がする。

息子君は母親にいい様に利用されているだけだろう。彼女は自分のしていることは下隠しにして、父親がお金を入れないと息子
君の不安を煽るようなことをしている。平気でそんなことができる性格なのだ。

普通の母親なら、蓄えがあるんだから、子供には心配しなくていいから、しっかり勉強に専念しなさい、って言う?蓄えがなければ話は違うけど、私ならそう言う。。

離婚してから、私はお金に困ることも多々あったけど、娘には常に心配しなくていい、と、言って来た。

彼女はやっぱり、おかしい(ーー;)


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