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NHKスペシャル
2007年1月12日(金) 午後10時〜10時52分
総合テレビ
第26回 地方の時代映像祭 グランプリ受賞
2006年ABU賞(ニュース番組部門)最優秀賞受賞

アンコール「ひとり団地の一室で」
社会

千葉県松戸市にある常盤平団地。3年前、その一室で死後3か月経った男性の遺体が見つかった。男性は当時50歳。病気で職を失ったあと家族と別居し、一人で暮らしていた。
いま、全国各地の団地では、誰にも看取られずに亡くなる、いわゆる“孤独死”が相次いでいる。常盤平団地でもこの3年間で21人が孤独死した。その半数が40代、50代そして60代前半までの比較的若い世代の男性だった。社会や家族とのつながりを失った人たちが、老後を迎える前に、亡くなっているのだ。
総世帯数5,300戸を抱える常盤平団地は、昭和35年、全国のニュータウンの先駆けとして誕生した。ダイニングキッチンや洋式トイレなど、最新の設備を備えた団地は、当時“夢の住まい”として入居希望者が殺到した。
しかし団地は変貌してしまった。高齢化が進み、住民は年々減少。単身での入居も認められるようになり、独り身の男性などが、数多く移り住むようになった。
長年支え合ってきた古くからの住民は、地域の絆を取り戻し、“孤独死”を防ぐために動き始めた。番組では、団地に去年できた「孤独死予防センター」にカメラを据えて“孤独死”の実情を追い、団地に凝縮された日本の現実を見つめる。

 

※2005年9月24日に放送した番組です。

番組キーワード ピックアップ

・常盤平団地  ・孤独死  ・高齢化  ・地域の絆  ・日本の現実

亡くなった男性の部屋
“孤独死”防止に取り組む住民たち
問い合わせメモ
【常盤平団地について】

千葉県松戸市。最寄り駅は新京成線・常盤平駅と五香駅。
昭和35年入居開始。167棟。現在の世帯数は5300余。人口は約9000人。人口のピーク時は2万人以上(常盤平自治会調べ)


【孤独死予防センターについて】

常盤平市民センター内に設置。団地の住民によって運営されている。常盤平団地社会福祉協議会の部屋を兼ねている。民生委員や自治会のメンバーが20名が主体となって活動している。活動内容は、相談の対応、団地の中の見回り活動・孤独死が起きた場合の情報収集・様子がおかしい部屋があった時の連絡先・一人暮らしの人の登録(緊急時の連絡先・かかりつけ医の連絡先などを登録)などの活動を行っている。65歳未満だけでなく、高齢者の孤独死も防ごうと活動している。高齢者はどこにだれが住んでいるかほぼ把握しているが、65歳未満はほとんど把握でいていないため、現在活動を強化している。

連絡先 047-387-1561
(平日9時半から16時 12時〜13時は休憩)
これとは別に相談専用の電話も ⇒ よろず相談 047-389-3010
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