現在位置:
  1. asahi.com
  2. 関西
  3. ニュース
  4. 記事

梅田北ヤード、先行開発区域の街開きが1年半遅れに

2008年8月28日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

地図   

 JR大阪駅に隣接する梅田・北ヤード地区(約24ヘクタール)の再開発事業のうち、11年春の予定だった先行開発区域(約7ヘクタール)の街開きが、12年秋以降に延期されることがわかった。不動産市況の急速な悪化や、景気が後退局面に入ったことなどが原因とみられる。

 先行開発区域を担当する三菱地所など計12社の企業連合が29日、「大阪駅北地区まちづくり推進協議会」(会長=平松邦夫・大阪市長)で報告する。今年秋の着工は見送る。先行開発区域の西側にある2期開発区域(約17ヘクタール)の開発ビジョンを策定中だが、全体のスケジュールに遅れが生じるのは確実だ。

 先行開発区域は、ロボットやIT研究などをテーマに開発が行われる予定で、最先端技術の研究施設などを集めた「ナレッジ・キャピタル」を核に、マンションやホテルを含む高層ビル4棟を建設する計画。

 三菱地所などの企業連合は06年秋に、先行開発区域の土地をバブル期並みの1平方メートルあたり1500万円以上で取得。昨年末、ビル全体の床面積を当初計画の1・3倍の48万平方メートルに変えた。賃貸オフィスの床面積を増やすなどしてビルの収益性を高める目的だったが、容積率の拡大に向けた大阪市側との協議が長引き、先行開発区域の都市計画決定が今年2月にずれ込んでいた。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内
  • 近畿のお天気