2008年9月3日 0時8分更新
東京・港区の都営地下鉄の駅で、勤務中の駅員の男が、地下鉄に乗ろうと改札口を通った女子高校生に声をかけて休憩室に連れ込み乱暴しようとしたとして、警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのはさいたま市に住む東京都交通局の職員で、都営地下鉄の駅員の杉崎徹容疑者(33)です。
警視庁の調べによりますと杉崎職員は、先月25日の午後5時40分ごろ、自分が勤務する東京・港区の都営地下鉄三田線の御成門駅で、地下鉄に乗ろうと改札口を入った17歳の女子高校生を駅構内にある駅員の休憩室に連れ込み乱暴しようとした疑いがもたれています。
女子高校生は抵抗して逃げたため、けがはありませんでした。
警視庁などによりますと、高校生は子ども用の切符で改札口を通ったため、杉崎職員に呼び止められて休憩室に連れて行かれたということです。
調べに対して杉崎職員は「声をかけたのは事実だが、乱暴しようとはしていない」と容疑を否認しているということです。
駅には改札口が2つありますが、当時、杉崎職員はこのうちの1つに1人で勤務していて、もう一方の改札口とホームにいた2人の駅員は気づかなかったということです。
東京都交通局によりますと、杉崎職員は平成10年に採用され、御成門駅には去年の4月から勤務していました。
交通局では「絶対にあってはならないことで深くおわび申し上げますとともに、事実関係を調査し厳正に対処して参ります」とコメントしています。