NOTE.  

DATE.  2008 . ９ . １

あの日は「演歌」を聴きながら

　事務局　あっ、どーも。きょうはどうなんですか、なにされてるんですか？

　星　野　「きょうはどうされてますか？」ってお前、きょう、電話してくるの何回目だ？

　事務局　…２度目、…いや、３度目です

　星　野　なんで、そんなに電話してくるんや？　なんか、おれがどうかしてないか心配なんか？

　事務局　いえ、そうではないんですけど。

　星　野　「そうではないんですけど」ってお前、そんなに、なにか気になるなら、明日から毎日、おれの方から電話してやろうか？

　事務局　いいです、いいです。

　星　野　お前なぁ、気持ちはわからんでもないが、おれはそんなに弱かぁないんだぞ。まぁ、いろんなことあってもへこたれたりなんかせんよ、あんまり気にしてくれるな。まぁ、照る日、曇る日、いろいろなこともある。つらい時も、思わしくない時も、逆風の中で雨あられと石つぶてをくらうことだって、誰にだってあるんだから、そんなにくよくよしとったら、もっとろくなことになるんやないか。

　事務局　はい、…でも、口惜しくて…。

　星　野　アッハッ、お前の方が死にそうやないか。だいじょーぶや。ちゃんといろいろ考えてるし、一年中アラシなんか吹きやせんよ。必ず、明日はくるんだし。

　事務局　しかし、きょうはなにされてるんですか。

　星　野　ウーン、リポート書いてる。北京を中心にしたこの２年間の報告書だ、上（連盟・機構）に出す。まぁ、毎日、机に座って一生懸命書いとるんだ。

　事務局　内容は？

　星　野　そんなこと、いえるわけないだろう、ここで。今は外部に対してもただ謝罪、沈黙、当分“沈黙の男”や。

　事務局　テレビはなに見てますか？

　星　野　そんなこともいわないかんのか？

　事務局　…。

　星　野　そうやなぁ、最近では北京のホテルで見た日本の民放局の「懐メロ歌謡番組」がよかったなぁ、外国で聴く演歌はなぜか心にしみるんだ。あの日はテレビをつけたまま、演歌を聴きながら寝たんじゃあなかったかな。

　事務局　ほぉー。

　星　野　「ほぉー」って、…急に元気出たな。

　事務局　ええ、きょうの更新のネタがほしかったんです、実は。

　星　野　そうか、すまんのぉ。…でも、お前もそろそろ、いつもの元気出さないかんよ。

　事務局　はい、わたしもきょうは「サザン」を聴いて寝ます。

　星　野　ン？「サザン」？

© Sen’ich  Hoshino’s on-line report.