「信頼される情報を」／記者会見する北村正任会長 日本新聞協会の会長に再任し記者会見する北村正任氏＝２０日午後、東京・内幸町
日本新聞協会は２０日、定例会員総会を開き、毎日新聞社社長の北村正任会長の再任を決定した。任期は同日から２００９年６月までの２年間。
北村会長は東京都内で記者会見し「新聞の一番の長所は、信頼される情報を伝えること。信頼を失うような新聞の作り方、売り方をなくしていく」と抱負を述べた。
北村会長は「加盟新聞社の発行部数が減り、経営的に支える広告の売り上げが大きな割合で落ちている」と危機感を募らせ、インターネットの普及について「ネット検索で情報を集める人ほど新聞も読む。ネットとは共存しながら、双方が成り立つやり方を探りたい」と話した。
副会長２人には、信濃毎日新聞社社長の小坂健介氏の再任、西日本新聞社社長の多田昭重氏の新任が決まった。