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【社会】

東海の豪雨 2000世帯に一時避難勧告 

2008年8月30日 16時07分

再び強い雨で水かさが増した、行方不明になった杉本富美子さん宅(左)周辺の伊賀川=30日午後1時15分、愛知県岡崎市元能見町で(金田好弘撮影)

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 28日から東海地方を襲った記録的な豪雨で、被害が大きい愛知県岡崎市は30日朝から再び強い雨が降り始めた。同日午後一時前に藤川小学校区(2千世帯)で避難勧告を発令したが、20分後には解除した。市内の15学区(3万5千余世帯)にも一時、避難準備情報を出し注意を呼び掛けた。

 県が30日午前10時現在でまとめた被害状況によると、岡崎、名古屋、豊橋の3市と幸田町で18世帯、計35人が避難している。

 名古屋市東区東外堀町の名古屋城外堀で、斜面の一部で崩落が拡大する危険性が高まり、同市は30日午前9時半、住民1人に避難勧告を発令。県内での発令は、名古屋など4市1町の計50万世帯に出された避難勧告がすべて解除された29日午後1時以降は初めて。

 今回の豪雨で、岡崎市伊賀町の黒柳鈴江さん(76)が死亡、一宮市大和町の新聞配達員上野正明さん(58)が重体となったほか、岡崎市城北町の杉本富美子さん(80)が行方不明となっている。

(中日新聞)

 

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