爆弾ベストを身につけたイラクの少女が、カメラの目の前で警察に拘束されました。
バグダッド北部にあるバクバという街で、爆弾が仕掛けられたベストを着た少女が救出されました。警察が取り巻く中、何かを訴えています。
「知らないうちにこれを着せられていたの。後になって、みんなが“それは爆弾ベストだ”って言ったわ」(少女)
イラクの警察もおそるおそる少女を取り巻き、爆弾ベストを脱がしていきます。ゆっくりと、ゆっくりと。彼女がまとったこの白いものが、どうやら爆弾ベストで、少女自身も身動きせず警察に協力していますが、なかなか作業が進みません。
ようやく安全になると、警察の調べに対して少女は「自分は17歳だ」と言い、次のように証言しました。
「爆弾ベストをくれた女性は顔見知りだけど、住所も知らないような人だったわ」(少女)
このバクバは治安が不安定なディヤーラ地方の中心地で、自爆テロリストの本拠地と見られています。(26日17:26)