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NOTE.  

DATE.  2008 . 8 . 25

敗軍の将の思いのなかで

 去年のプレ五輪の頃から、もしも負けたら犯罪者扱いを受ける、生きていてはいけないくらいの批判やバッシングを受けるよっていっていたけど、そうなるのは仕方がないことだ、この世界はな。いろんな人から電話もきて「昨日の味方も今日の敵みたいになってる」「誰と誰がお前のことボロンチョだ」っていわれても「そうなのか」というほかないだろう。

 監督としてのわたしを知ってくれていれば人選、組閣、起用、采配に関しての基本的な考えは多少はわかってくれるのではないかと思っているんだけれど、結果しだいですべてが批判の対象になる。テレビではまた多少話はしたけど、これ以上いろんな批判や疑問に答えれば答えるほど、どうしてもいい訳になりかねないので本当のところはもう話も控えるようにしたいと、思っているんだが。

 今はしばらく休ませてもらえないだろうか。どこをどう見て考えるか、ものごとをマクロに見て、マクロにとらえる年代にもなっているんだから、今のこの状況、これからのことも、改めてよく考えたい。事務局からも「このページについてもどうしますか」という問題も出されるだろうが、敗軍の将にもいっ時、気休めの時間をもらいたいけど、それもいかんか?

 しかし、長い人生、敗軍の将になることもあるけれど、逆風に吹き飛ばされるような時もあるわけだけれど、これだけはみなさんにはいっておく。一昨日のまだ今日だけれど必ず、また人生のどこかで必ず巻き直してみせるよと。


© Sen’ich  Hoshino’s on-line report.