サブカテゴリー

多過ぎる自衛隊の自殺者 昨年度83人…

 海上自衛隊の護衛艦内で三曹が自殺した原因を、福岡高裁が25日「上司の侮辱的言動によるストレス」と認定した。自衛隊の2007年度の自殺者は83人。他の公務員に比べ突出しているが、原因がはっきりしない自殺が大半で、防衛省も有効策を打てないでいる。

 防衛省によると、07年度の自殺者は陸上自衛隊が最も多く48人で、海自23人、航空自衛隊が12人と続く。このうち、半分以上の48人の自殺原因は分かっていない。

 07年度の自衛隊員10万人当たりの自殺率は34・4人。05年度の国家公務員平均は17・7人だった。

 海自の護衛艦は、狭い空間で、かつ同じ顔触れが長期間生活する特殊な仕事場。ある海自幹部は「閉鎖的な雰囲気が心理的圧迫になるのは事実。しかし、船で暮らすのはそもそも“海の男”の条件だったはずなのだが」と困惑する。

[ 2008年08月25日 19:13 ]

ニュース

クイックアクセス

教えて!スポニチ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲