中国・北京市は、オリンピックの期間中に77件のデモの申請が出されたものの、今までに1件も許可していないことを明らかにしました。
新華社通信によりますと、北京市の警察当局は今月1日以降、外国人3人を含む77件、149人からのデモの申請を受け付けました。
申請内容は「労働争議」、「医療トラブル」といった社会問題が大多数を占めています。
しかし、このうち74件は当事者間の協議により申請が取り下げられたとし、残る3件も手続きに不備があったり法律に違反しているとして、デモを許可していないということです。
北京市はオリンピック期間中のデモ専用場所として3つの公園を指定しましたが、こうした制度は実態を伴っていないと言えそうです。(18日22:03)