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真相は?ダライ・ラマ事務所「140人殺害」否定

 フランスのルモンド紙がチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世のインタビュー記事で、中国のチベット民族が住む「カム」地方で起きたとされる中国軍による発砲事件の死者数について、ダライ・ラマの事務所は21日、ダライ・ラマが「140人と述べた」とする記述を否定した。フランス公共ラジオが伝えた。

 同事務所は「ダライ・ラマは犠牲者数に言及しなかったことを明確にしておきたい。ダライ・ラマは(事件について)知らせは受けたが、確認はできていないと述べた」と説明した。

 一方、フランス訪問中のダライ・ラマは22日、フランス南部エロー県の仏教寺院でサルコジ大統領夫人のカーラ・ブルーニさんやクシュネル外相、ヤド外務・人権担当相と会談する。

 サルコジ氏は、中国とのさらなる関係悪化を避けるためダライ・ラマと会談しないことを決め、中国の圧力に屈したとして野党から非難された。

 クシュネル氏らはフランスがチベットの人権状況を懸念していることを伝えた上で、ダライ・ラマ側と中国当局との対話進展を側面支援する考えを伝えるとみられる。 (共同) ダライ・ラマ氏語る発砲で140人殺害か

[ 2008年08月22日 08:01 ]

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