このブログは桜井淳水戸事務所と桜井淳カリフォルニア事務所の(1)業務内容(2)桜井淳個人情報(3)米国での活動内容(4)専門家養成のための学術セミナー開催案内等を掲載するHP代わりの硬いブログです。スタッフが交替で最新情報の更新や新項の追加をしています。 各項を順序よく読むと(a)事務所業務内容紹介(b)桜井所長学歴(c)哲学(d)著書(e)学術セミナー(f)米国での活動内容等、情報の価値が分かります。ここに記載した情報の信頼性は、他のいかなる組織・団体・文献・電子情報よりも、格段に高く、すべての判断基準になります。情報の信頼性については両事務所のスタッフがすべて責任を負います。著作権・情報のオリジナリティを確保するため、本ブログの内容のコピー・事実関係の引用・電子媒体へのリンク等は、すべて禁止します。不正行為を確認した場合には米国感覚で法的手続きを行います。事務所への連絡・メッセージは、各項の欄外のメールマークをクリックすれば、わかるように、アメーバ会員に手続きすれば、誰でも、自由にできます。ただし、送信者の身元は、サイバーエージェントによって管理されています。
「また濃縮度が1.5%以下のウランなら、どれほど多量に集めても臨界状態にはならないとされています」(p.118)とありますが、それは、中性子減速材に軽水を利用した場合の条件であって、中性子吸収の小さい重水や黒鉛を利用すれば、天然ウランでも臨界になり、世界には、天然ウランの商業用発電炉は、いっぱいあり、東海1号機もそうでした。
記載内容がおかしいと感じた箇所は、「最後の新型転換炉研究開発も、青森県大間における実証炉建設計画が中止になった以上、「常陽」の運転を継続する意味はなくなっている」(p.264)、「Three Mile Islands」(p.150)、「そのとき補助給水ポンプが作動しなかったため」(p.150)、「また気水分離器を通過できなかった液体の水を再び炉心に送り込むための再循環ポンプを設置する必要がある」(p.93)、「こうして「原研問題」はようやく収拾をみたが、それ以後原研は、政府系の原子力開発の中枢機関としての地位を奪われ」(p.101)。
桜井淳所長に拠れば、"カリフォルニア"から、James Lick Skywayに入り、サンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジ(San Francisco Oakland Bay Bridge)を経て、約20kmの位置にあるオークランド(Oakland)を通過し、なお東へ約20km進むと、EPRI(Electric Power Research Institute)があり、そのEPRIの専門家が、地震に遭遇した原子力発電所の技術評価基準(EPRI NP-6695とANSI/ANS-2.23-2002 Nuclear Plant Response to an Earthquake)を基に、新潟県中越沖地震に震災した柏崎刈羽原子力発電所の現場調査・検討をとおし、レビュー結果を公表しましたが(http://www.jaif.or.jp/pdf/2008_07_GHardy_en.pdf#search='EPRI<seismic' )、ただ、概要のみであり、専門的な考察はなく、新規性のある情報は、まったくありませんでした。
桜井淳所長に拠れば、時々見学するStanford Univ.のStanford Linear Accelerator Center(SLAC)は、"カリフォルニア"から南に約60kmにあり、1962年に設置され、最初、3kmの線形加速器で電子加速、後に、独自の技術で、線形加速器のまま、電子と陽電子の同時・並行加速、正面衝突が可能な4GeVのcolliderにし、次のステップとして、50GeVのcolliderに改良、これまで、高エネルギー実験(素粒子実験と素粒子理論の研究拠点)の世界の10拠点のひとつであり、米三大拠点(Fermi National Accelerator Laboratory, Brookhaven National Laboratory, SLAC)のひとつで、これまで、SLAC研究者だけでも、ノーベル賞物理3回(1976, 1990, 1995)・化学1回(2006)受賞し、研究投資・加速器規模・エネルギーの割には、世界でも、質の高い、非常に独創的で、効率の良い研究を実施しています。