ITmediaからの抜粋です。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0807/24/news038.html
現存するマルウェアのサンプル総数は推定で1100万種を超え、
新たに発見される不審なソフトウェアは1日当たり約2万種に上るそうです。
また、検出した悪質サイトは1日当たり平均1万6173件に上り、
2007年に比べて3倍のペースで増えているとのこと。
トロイの木馬やスパイウェアを配布しているWebサイトのうち、
90%以上はSQLインジェクション攻撃で
ハッキングされた正規サイトだったとのことです。
マルウェア感染サイトへのリンクをスパムメールで
送りつける手口も依然として横行しており、
一方で、電子メールにファイルを添付する手口は減少しました。
不正ファイルが添付されたメールの割合は
2008年上半期は2500通のうち1通となり、
前年同期の332通中1通から大幅に減っています。
また、SQLインジェクションと手順を比べると違い、
さらに改ざんの手法が異なることと、
Webサイトに埋め込む内容(iframeかJavaScript)
が異なるという違いはありますが、手口の大まかな流れや
最終的な成果は非常に良く似ているもので、
以下のクラックツールがありますので併せてご紹介いたします。
「Mpack,IcePack,FirePack,SmartPack」
これらのクラックツールも信頼できるWebサイトを改ざんし、
そこにアクセスしたユーザにマルウェアを感染させるものです。
「WebDownloader」などを使われている場合は、
さらに厄介になります。
このような傾向をみると、LarouxやSircam,Nimda,Klez,
Blaster,Mydoom,Code red,Slamer,Melissaなんて時代からは
かなり変わっていることに改めて気付きました。。。。。
当たり前のことですが。。。
現在、アンチウイルスベンダーに勤めており、JNSAなどの会議に
出ております私としては、やはりこの動向だけは気になるところです。
今後は、地域でも講演会などを開き、マルウェアなどの対応などを
地域の皆様にお伝えしたいと思っています。