【香港7日共同】7日付の香港紙、東方日報は、五輪期間中に当局が北京市内に設置するデモ専用区での抗議活動を申請するため地方から北京の公安局などを訪れた人たちが相次いで拘束されていると報じた。同紙は、専用区はデモを許可するように見せ掛けて不満分子を捕まえ地元に追い返す「わな」ではないかとの見方を伝えている。
同紙などによると、湖南省の男性は5日、公安局でデモの申請をしようとしたところ、当局に拘束され、湖南省政府の北京駐在事務所に引き渡された。1日にも江蘇省から申請に来た女性が拘束された。
デモ専用区の設置を知り「めったにない機会」と思い、申請しようと上京した福建省の男性は多くの人が申請時に拘束されたと証言、当局は拘束理由を十分に説明していないという。