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【シンガポール】対日貿易2けた増、上期は輸入が伸長

8月14日8時0分配信 NNA


 日本の財務省貿易統計によると、シンガポールと日本の1〜6月累計貿易額が前年同期比10.7%増の1兆8,012億円と2けた成長を記録した。世界経済の動向を受けてか、日本への輸出は2.2%増にとどまったが、総貿易額の4分の3を占める輸入が13.7%増と好調だった。

 日本向け輸出総額は2.2%増の4,233億円。鉱物性燃料が58.7%増の638億円だったほか、雑製品が23.1%増の310億円だったことなどが全体を底上げした。食料品及び動物も19.9%増の235億円と2割近い増加幅になった。
 
 鉱物性燃料では、大部分を占める石油製品が81.0%増の635億円。特に重油と揮発油が伸びており、それぞれ5.5倍の183億円、62.7%増の378億円となっている。雑製品では、精密機器類が73.7%増の203億円と好調で、とりわけ科学光学機器が77.9%増の197億円と大きく伸長した。
 
 最大の領域である機械類及び輸送用機器は10.5%減の1,632億円と振るわなかった。電気機器が16.0%減の821億円だったほか、一般機械が3.9%減の802億円など。
 
 電気機器では、8割を占める半導体など電子部品が11.5%減の668億円と大きく落ち込んだ。集積回路(IC)が15.7%減の594億円だったことが響いた。一般機械では、電算機をはじめとする事務用機器が11.5%減の608億円であった。
 
 1〜6月の累計輸入総額は13.7%増の1兆3,780億円。鉱物性燃料が4.3倍の1,751億円と著しく増加しているのに加え、鉄鋼など原料別製品、機械類及び輸送用機器、雑製品も伸びた。
 
 鉱物性燃料で目立ったのは軽油と灯油で、それぞれ4.8倍の1,047億円、3.6倍の188億円に達した。原料別製品は11.0%増だったが、鉄鋼が617億円で12.1%増えたほか、非鉄金属も255億円で11.0%増えた。
 
 機械類及び輸送用機器では、輸送用機器が41.9%増の1,481億円と伸長率が高かった。中でも船舶類は、貨物船とタンカーが大幅に増加したことで、2.0倍の732億円になった。金額の大きい電気機器に分類されている半導体など電子部品は10.4%減の1,681億円。輸出と同様に、ICが9.9%減と足を引っ張った。
 
 雑製品は12.8%増の752億円。精密機器類のうち、計測機器といった科学光学機器が9.8%増の204億円と増大した。
 
 一方、6月単月の貿易総額は前年同月比16.2%増の3,172億円。輸入は17.9%増の2,403億円と増加基調を持続した。5月に2けたの落ち込みを示した輸出も11.2%増の768億円と回復している。

最終更新:8月14日8時0分

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