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東条元首相の直筆メモ公開 無条件降伏「国民がのろう」(2/2ページ)

2008年8月12日15時7分

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写真東条英機元首相

写真法務省が書き写した東条英機元首相の直筆メモの内容(複写)

 ポツダム宣言受諾が御前会議で再確認された終戦前日の14日は、秘書官だった赤松貞雄・陸軍大佐あてで、「敵の法廷に立つ如きことは、日本人として採らざる」と書き、自決を示唆した。9月11日、東条氏は銃自殺を試みて失敗している。

 メモは、東京裁判(46年5月〜48年11月)で東条氏の主任弁護人だった清瀬一郎氏が法務省へ寄贈。同省は東条氏の「直筆」として内容を転写し、99年に、原本とともに国立公文書館に移管していた。(谷津憲郎)

     ◇

 〈東条英機元首相〉 1884年、東京生まれ。関東軍参謀長などを経て、1940年に第2次近衛内閣で陸軍大臣に。対米英戦で主戦論を唱え、41年10月に首相に就任し、12月に開戦に踏み切った。戦況が悪化した44年7月に総辞職。戦後、A級戦犯容疑者として東京裁判に起訴され、48年12月、巣鴨拘置所で処刑された。

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