グルジアからの分離独立を目指している南オセチア自治州で始まったロシアとグルジアの戦闘は、9日も断続的に続き、被害が拡大しています。
グルジアが南オセチアに進攻したことを受け、分離独立を支援するロシア軍が8日に軍事介入し、南オセチアの州都ツヒンバリ周辺でグルジア軍と戦闘を続けています。
これまでに南オセチアの市民に多数の死者が出ています。また、ロシア軍はグルジア領内の軍事基地や港への爆撃を続けています。
ロシアのメドベージェフ大統領は、「グルジアの攻撃を阻止するため作戦を続けている」として、軍事介入を正当化しました。
一方、アメリカのライス国務長官は即時停戦を呼びかけ、ロシアに対し、グルジアの領土保全を尊重するよう求める声明を出しました。
また、ブッシュ大統領もプーチン首相に対し、グルジアとの直接対話に応じるよう求めたとみられます。(09日16:58)