グルジアからの分離独立を目指す「南オセチア自治州」に8日、ロシアが軍事介入し、グルジアとの間で戦争状態となっています。
グルジア軍が南オセチア自治州に進攻したことを受け、南オセチアの分離独立を支援するロシアが軍事介入を始めました。
ロシアのインタファクス通信などによりますと、ロシア軍とグルジア軍は南オセチアの州都ツヒンバリ近くで戦争状態となっています。
グルジアのサーカシビリ大統領は、ロシアの空軍機がグルジアの首都・トビリシ近郊の基地2か所を空爆し兵士3人が死亡したとして、ロシアを強く非難するなど対立は深まっています。
事態を受け、アメリカのライス国務長官は、ロシアに対しグルジアの領土保全を尊重するよう求める声明を出しました。
また、ブッシュ大統領もロシアのプーチン首相と協議し、事態解決に向け直接対話に応じるよう求めたとみられます。(09日10:48)