テーマで読み解く環境問題
今回のテーマ
エネルギー技術革新の方向性
エネルギー技術革新の方向性
北海道・洞爺湖サミットでは、エネルギー安全保障と気候変動の抑制、さらには食料安全保障も踏まえた行動が求められた。このすべての条件を満たすカギは日本の得意とする「技術革新」にかかっている。
コラム
山根一眞の『The環業革命』
次世代の明かりが照らす世界[中編]
全館LED照明化した
全館LED照明化した
IDECの狙いと勝算
塵も積もれば山。47万tのCO2を削減
ここでひとつのことに気づいた。
電気照明の歴史は、白熱電球の次は蛍光灯、次は蛍光灯からLEDへという流れになるが、一辺2cmの超小型スイッチ内に収めることができる蛍光灯などない。よって、小型スイッチの世界では白熱電球から一気にLEDへとスキップするしかない。IDECがLED照明にこだわったのは、そういう制御機器用のLEDランプに取り組んできた経験が背景にあったのではないかと思う。
「これまでに生産・販売した制御機器用のLED表示機器は、27年間で1億5700万台にのぼります。LED表示機器に力を入れてきたのは、産業現場での省エネルギー、省メンテナンスのリクエストがきわめて大きかったからです」
かつて制御機器用の表示灯には白熱電球が使われてきたが、1億5700万台のLEDの導入で削減できたCO2は、約47万tにのぼる計算になるという。私の右手にあるスイッチ用LEDは直径約6mmという超ミニサイズだが、塵も積もれば山、なのである。
IDEC SALES OFFICEの全LED化にあたっては、IDECのグループ企業であるIDECオプトデバイス(京都府長岡京市)が開発した超高輝度パワーLEDチップ「IDECサンシャインシリーズ」が採用された。
LEDは半導体とはいえ、発熱は避けられない。発熱は電気エネルギーが「光」以外に無駄に消費されていることを意味する。IDECサンシャインシリーズは、この発熱を抑える「低熱抵抗複合金属基板」を採用、高密度実装技術も駆使して世界最高クラスの明るさ、高輝度を実現したという。
スタンフォード大学教授 ステファン・シュナイダー氏(08/08/04) NEW |
東京大学総長 小宮山宏氏(08/03/13) |
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地球環境産業技術研究機構 副理事長・研究所長 茅陽一氏(08/01/24) |
日本製紙連合会 会長 鈴木正一郎氏(08/01/10) |
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電気事業連合会 副会長 森本宜久氏(07/12/06) |
日本経済団体連合会 常務理事 永松惠一氏(07/11/15) |
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植田和弘の 『地球温暖化防止の環境経済学』 |
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筒見憲三の 『カーボンマネジメント講座』 |
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鳥井弘之の 『ニュースの深層』 |
中上英俊の 『暮らしとエネルギーと温暖化』 |
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山口光恒の 『地球温暖化 日本の戦略』 |
山根一眞の 『The環業革命』 |
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