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元柔道部員らが 当日の様子証言 

2008年08月09日

 須賀川市の須賀川第一中学校で03年、当時中1の女子生徒が柔道部の練習中、頭を打って意識不明となった事故を巡り、両親らが市や県などを相手に介護費用など計約2億3千万円の支払いを求めている訴訟の口頭弁論が8日、地裁郡山支部であった。被告側の証人で出廷した当時の柔道部長は事故当日、女子生徒を複数回投げたことを認め、その動機について「注意を無視したから」と初めて語った。

 この日出廷したのは、元部長を含む当時の柔道部員ら3人。元部長は事故当日、休んでいた女子生徒を見て「なに休んでいるんだ」と言ったが、下を向いていた女子生徒に無視されたと感じた、と証言。このため、女子生徒の柔道着をつかみ、柔道の技である払い腰をかけたとした。

 一方、原告側の証人として出廷した元部員は「プロレス技のようだった」と指摘。受け身をとるのは難しいと述べるなど、食い違いも見られた。

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