グルジアからの独立を主張し、ロシアの支援を受けている南オセチア自治州で、7日夜からグルジア軍が大規模な砲撃を行い、独立派と交戦状態になっています。
ロシアのインタファクス通信などによりますと、グルジア軍は南オセチア自治州の州都ツヒンバリ近郊に大規模な砲撃を行い、ツヒンバリ周辺の6つの村を制圧、ツヒンバリに進攻しました。
南オセチア側は、攻撃で市民15人が死亡したとして、グルジアを強く批判しています。グルジア軍は、独立派からの攻撃を受け、秩序を回復するために作戦を開始したとしています。
南オセチアでは先週末から、独立派とグルジア軍との間で断続的に衝突が起きていました。南オセチアを巡っては、独立を支援しているロシアとグルジアとの対立も深まっていて、緊張はコーカサス地域全体に広がっています。(08日15:18)