さくらちゃんの病気や移植のことなど、よくいただくご質問をまとめました
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Q. |
特発性拘束型心筋症とはどんな病気ですか? |
A. |
この病気は、心臓(心室)の筋肉が硬くなり、心臓のポンプ機能が低下する病気です。心室が収縮する力は保たれているものの、拡張がうまくいかず、全身および肺から戻ってきた血液が心臓に入りにくくなります。また同時に、心臓に戻る血液が少なくなるため、全身に流れる血液が減り、循環不全を起こしてしまいます。この病状が進行すると、各臓器にも血液が鬱帯して、全身倦怠感、肝硬変、腹水などの症状がみられるようになります。
さらに症状が進めば心不全を招きます。
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Q. |
どうして心臓移植をしなければならないのですか? |
A. |
病気の原因がわからないため、治療法がありません。薬や有効な治療法があればいいのですが、現在のところ、移植以外に方法がないのです。
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Q. |
どうして日本では移植が受けられないのですか? |
A. |
現在、日本の法律(臓器移植法)では、15歳未満の子供がドナー(臓器の提供者)になることは認められていません。したがって、さくらちゃんのような幼い子供が国内で移植を受けられる可能性はありません。海外に渡って移植を受けるほか途はないのです。
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Q. |
移植をすれば治るのですか? |
A. |
移植手術が成功すれば元気になりますが、完治するのではありません。他人の臓器が入ってくるため、身体は移植された心臓を異物として認識し、拒絶反応を起こします。手術後は拒絶反応を抑えるため、身体の免疫力を下げる免疫抑制剤を一生飲み続けなくてはなりません。拒絶反応が起きていないかを検査するため、定期的な検診が必要です。
また、免疫力を下げたことによって、身体の抵抗力が下がり、ウイルス等の菌に身体が冒されやすくなるため、日常生活において風邪などウイルス感染には十分注意しなくてはなりません。感染症の予防には、抗生剤の服用、感染症検査(細菌検査、ウイルス抗体検査など)を行う必要があります。
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上田夫妻にはどんな資産があるのですか? |
A. |
夫妻の資産は、このホームページで言及している「三年前に20年ローンで入手した東京都三鷹市の築15年の家と土地」、そして車(フォルクスワーゲン)1台です。
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Q. |
さくらちゃんの治療に際し、資産を処分しないのですか? |
A. |
家や土地は売却いたしません。帰国後のさくらちゃんが安定した状態で治療を続け、三鷹という地域で家族が生活することが、皆様からいただいた募金のこころを生かす道だと考えています。そのためにも、理解ある地元の方々に囲まれている、住み慣れた現在の家はそのまま残したいと思っています。
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Q. |
トリオ・ジャパンとの関係について |
A. |
トリオ・ジャパン様との関係は、アドバイスをいただいている以外は、噂されている「余剰金が出た場合の委託」など、金銭の関係は一切ありません。
「さくらちゃんを救う会」規約第十一条(余剰金の使途)でトリオ・ジャパン様に言及しているのは、「基金を設立するにあたり、海外での臓器移植を望みお金が必要な方にきちんと届くように、トリオ・ジャパンから情報をいただく」という意味です。
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Q. |
「募金目標金額」、救う会HPの「両親のあいさつ」が他の救う会のものとほぼ同一であるのはなぜですか? |
A. |
「両親のあいさつ」については、先人の例として参考にさせていただきました。 「目標金額」については、アメリカの病院から提示された「前払い保証金(デポジット)」の金額が同一だったため、その数字を目標金額に設定したものです。当然のことですが、それぞれの支出に関して「これが本当に必要か」「最もお金をかけない方法はないか」を検討・協議した上で、支出を行います。
<例>
・前払い治療費の支払い方法についても、送金手数料が最も安い金融機関を現在検討しています。
・渡航費については、さくらちゃんの病状を考慮し、最善の方法でアメリカに渡ります。病状によっては、ストレッチャーや酸素ボンベ以外の医療器具を積み込まなくてはならない場合もあります。
アメリカでの滞在費は、現地の日本人会・ボランティアの方々の協力を得て、上田さん一家・最大3人が住める、適正価格の住居を探します。
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Q. |
会計報告は行いますか? |
A. |
当然行います。すでに、公認会計士の方に、すべての収入と支出がはっきりした時点で監査を行うことをお願いしてあります。会計報告の結果はホームページで公開いたします。
また、「アメリカの病院に前払いする保証金(デポジット)を払い込む」などのまとまった支出をした場合には、証拠書類とともにホームページで報告いたします。
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Q. |
今後、渡米までのスケジュールはどうなりますか? |
A. |
現在、主治医と渡航準備をすすめています。滞在ビザの取得、さくらちゃんの予防接種(複数の予防接種のため、3〜4週間かかります)、心臓移植手術には欠かせない歯の治療(感染症対策が完璧でないと生命に関わるため、およそ1ヶ月必要)などの準備が整い次第、可能な限り早い時期に渡米します。現在の目安として、渡航日は12月上旬を考えています。
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