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最終更新:2008年8月7日(木) 10時22分

ゴム弾発射、イスラエルは指揮官降格

ゴム弾発射、イスラエルは指揮官降格

 イスラエルが占領を続けるヨルダン川西岸地区で、イスラエル兵がパレスチナ人にゴム弾を発射した問題で、イスラエル軍は6日、「不適当な行為」としたものの、処分としては軽い指揮官の降格処分にとどめる決定を下しました。

 この問題は、先月20日、イスラエルが占領を続けるヨルダン川西岸地区で、イスラエル兵が、デモに参加していたパレスチナ人に目隠しをしたうえ、ゴム弾を発射し、足などにけがをさせていたことが、イスラエルの人権団体「ベツセレム」が公開したビデオで明らかになったものです。

 ビデオ公開を受け、内部調査を進めていたイスラエル軍は6日、この件について、「不適当な行為」などとしたものの、発射を命じた中佐にのみ降格処分を下すという軽い処分にとどめる決定を下しました。中佐は今後も軍に残る見通しだということです。

 これに対し「ベツセレム」は、「恥ずべき決定だ」と、イスラエル軍の対応を強く非難しました。ヨルダン川西岸地区では、イスラエルが「テロ防止のため」として分離壁の建設を進めていて、パレスチナ人らが連日、抗議デモを続けています。(07日09:55)