振り返ってみると、去年の12月に「初音ミク」を導入してこのブログを始めて以来、この新しいムーブメントの中に実際に身を置いて、いろいろなことを試したり、考えたりしてきました。
私が個人的に惹かれたのは、やはり「真新しい場所」ならではの空気だったんじゃないかな、と思います。それは混沌でもあるのかもしれませんが、エネルギーに満ちていて、「保守的」なものとは対極にあるような気が(勝手に)していました。
ただ、そんな「熱い」気持ちは、今年に入ったあたりから徐々に醒めてきていたのも事実です。
以前「SKV王座決定戦について真面目に語る。」の記事でも書いたように、ボカロオリジナル曲も、一部の有名Pのハイレベルな曲が安定した支持を受けるような、どちらかというと「保守的」な世界にどんどん変わってきていますし(もちろん、それが悪いということではありません)、それ以外のボカロ界隈の話題も、なかなか「真新しい場所」を提供するようなものは出てこなくなりました。
動画投稿という視点からも、私が投稿するようなニッチな動画は、もはやアクセスを稼ぐことは難しくなっています。
そんなもろもろの事情があってモチベーションが下がっていたところに、今回の二次利用をめぐる問題が起こり、そこで議論を重ね、さまざまな方が主張される意見を聞いていく中で、いま身を置いている場所が、権利者と利用者との利害関係のバランスということについて、イメージしていたのとはかなり異なる価値観を中心に回っているのかなあ、ということを改めて感じました(これも、悪いということではなくて、バランスの中心位置だとイメージしていた場所が違っていた、ということです)。
それが最後の決め手になって、「この場所にいる」ということのモチベーションの最後の糸が切れてしまいました。
(ですので、今回の件はきっかけではありますが、一番大きな理由ではありません。いずれにせよ、そろそろ潮時だとは思っていました。)
今回の件では、勝手に幻想をもって勝手な振る舞いをしていたということを、素晴らしい作品の制作者の皆様に深くお詫び申し上げたいと思います。
今回の議論でも、「すみません」と謝って、さっさと動画を削除したいという誘惑に何度もかられたにもかかわらず、しぶとく「幻想」を追いつづけて、結果として皆様により長い時間、ご迷惑をおかけしたことを、大変申し訳ないと思います。
問題となった動画は、既に削除済みです。
また、このブログは、記事についてはしばらく残した後、削除する方向で考えています。(コメント・トラバについては、公序良俗に反するものは削除します)
バイナリファイルについてはそれより早く削除します。
既に投稿している動画については、当面はそのままにしておきますが、二次利用作品もたくさん含まれていますので、権利者様より指摘を受けたものは即刻削除させていただきます。また、それ以外の一部の動画についても、私の判断で逐次削除します。ピアプロやにゃっぽんなどからも退会する予定です。
これまで、さまざまな形で支援してくださった皆さん、ブログやホームページ等で当ブログを紹介してくださった皆さん、その他すべての方に、心から感謝申し上げます。短い間でしたが、とても楽しく、また意義深い経験をさせていただきました。ありがとうございました。
最後に改めて、最後に発生した二次利用の件で、さまざまな方の気分を害し、またご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。
個人的には、いまだに多様な活動があると感じているので
全体がそうであると言い切ってしまうのは違うと思うのですが、
たしかに大きな流れとしては
権利を持った大企業及びそうしたところに属する
「アーティスト」 対 消費者としての聴衆という
あまり面白くない流れになっている気はします。
作品を発表している人たちは
そうした形で「メジャー」なルートに乗る事を期待され、
権利関係も、そうした図式を元に考えられる。
結果として、少なくともニコニコ動画周辺は
CC的な流れとは別の方向へ動いている。
ニコニコモンズも大手企業が、宣伝に利用するために便利なライセンスであって
CCとは程遠い。
ブログに関しては、記録として
削除せずに残すべきなのではないか?と個人的には思います。
一部の声の大きい人たちが騒いでいますが、今回の件でだんちゃんさんが取られた対応は、ニコニコという場においては正しかった、と私は思っています。
例を出すまでもなく、ニコニコ動画という場所は、ああいった二次創作の連鎖で広がってきたんですから。
すっぴん調教を世に出されただんちゃんさんが、こんなことで撤退されるのはあまりに悲しすぎます。
もう一度考え直していただけませんでしょうか。
無償で作品を提供している人に無理を強いたらどうなるか。
無理を通そうとして衝突しなければ、お二人とも止める理由なんて無かったはずです。
これではあまりにも悲しすぎる結末です。
あれこれ口を出しておいてなんですが、再考することはできないのでしょうか?
ニコ動における『評価』というのは再生回数もそのひとつですが、どれだけ派生作品を生み出したかというのもあると思います。原作者の許諾も得ずに勝手に二次創作の輪が広がっていくのがニコ動的面白さであります。
「ちくわの歌」は埋もれていた作品ですが、派生を生み出すポテンシャルを秘めていると思います。あれからボカロカバーだのアレンジだの踊ってみただのという作品が生まれたら面白いんじゃないかな。だんちゃんPはぼか王さんが黙認という形をとってるうちにニコ動的な面白さに気付いてくれると信じたのだと思いますが、外野が騒ぎ過ぎたせいで最悪の結果となってしまいました。
今回の件で二次創作者がニコ動に動画をupするのを躊躇うような風潮ができないことを祈るばかりです。
これ以上当事者を傷付ける様な事は言わないようにしてもらいたいです
この問題に最初にコメントした時は、まさかこのような事態になるとは思っていなかったのですが・・・
第三者として余計な口を出してしまったことをこの場で深くお詫び申し上げます。
小生もニコ動の底辺で細々とボカロ(とUTAU)のカバーを作っています。再生数等は大して伸びませんが、それでも見て、コメントを付けてくれる人がいる事を考えるととても面白いと感じています。
ボカロ界隈もニコ動も成熟化が進んで、「ちくわの歌」のようないい作品も、有名Pでなければ埋もれてしまうことが多いので、原作者様の気持ちは別として、だんちゃんさんががくぽでうまくカバーしてくれたのは本当に良かったと思っています。
また、だんちゃんさんの新しい作品にお目にかかれるのを楽しみに待っていますのでよろしくお願いします。
>ということではなくて、UGMの世界に「自ら身を
>投じて」いろいろ体験したり考えたりしよう、
>という趣旨で続けております。
あれ、結局は単に楽しむためだったんですか?
仰ってる活動停止の理由と、上記の「趣旨」が
結びつかないんですが、、、
ともかく今回の件に対して、どういう判断を
なされたのか、直截に語っていただけると
ありがたいですね。
一製作者かつ一ボカロ廃人として、非常にゲンナリする議論と顛末でした。
(ただしそもそも誰もだんちゃんさんと「議論」などできていなかったとしか思えないのですが。)
だんちゃんさんは、まさに一石を投じられたわけですが、僕にはその石の狙いは、「P」が持っている(と思われてしまっている)権威の具体性であると見ました。
もしそうならば、僕にはとても意義のある一投だと思います。そしてその石は完璧なコースに投げられていました。僕には非の打ち所を見つけられませんでした。
それなのに、だんちゃんさんの思うとおりの反応が得られなかったことは、それこそが今回の一投の、確かなひとつの成果だと思います。
本当に見たくなかった成果です。
モチベーションの低下ばかりはどうしようもないですね。どんな波も次第に薄れていくものですし、抱く理想もどうやら幻想だったようですし。
それでも次から次へと新しい風が吹くCGMの長所は、決して失われていないはずです。
一旦完全に心が離れてしまうと、よもや何が起きても興味が湧くことはないというものでしょうが、今でも右メニューでバカみたいに踊るミクに微笑むことができるようであれば、まだこれからに期待する気持ちは残しておいていただきたいです。
あなたが今回をきっかけに活動を停止するということは、僕には非常に大きな損失に思います。何か、あなたがまたボカロ界隈に振り向いてもらえるような、新しい切り口の作品を提示したいと、切に思います。
しばらく休まれたら、別名ででも復活されることを祈っています。
しかし、短期間でこうした極端な結果になったのを見ると、日本人はいまだに議論が上手くないようですね。双方とブログにコメントした第三者・ニコニコにコメントした野次馬的な人々、全てが感情的になってしまい、こうした極端な結果になってしまいました。
今回は「議論は議論」として切り離して考え、だんちゃんPさんもぽん王さんも双方、自分の実績を自己否定するような必要は無いのではないでしょうか。
一回目は、だんちゃんさんが事前にぼん王さんに連絡を取らなかった事。
二回目に、ぼん王さんが削除の依頼にあたってあまりに言葉が足りなかった事。
次にそのせいでだんちゃんさんが削除を避けて食い下がった事。
最後が、その議論がどうしようもない方向に転がっていった事。
本当にどこかで歯止めが利かなかったのか、残念でなりません。
がくっぽいどが発売されて、ボカロ界隈はまた一盛り上がりしていました。するはずでした。
しかしながら、ニコニコのランキングに関する問題とこの件が、同時多発的に発生してしまった事でせっかくの盛り上がりに水を差す形になってしまったのも確かです。
それでも曲を作って投稿する人はいるでしょうし、多くのリスナーは好きな曲を聴きに行って感動したり楽しんだりするでしょう。
不特定多数の人がコンテンツの生成に関わるというのはそういうことですから。
個人的には、今のボカロ界は確かに落ち込む部分もありますが、まだ見放す状態ではないと思っています。
けれど、あなたのモチベーションがなくなるのを引き留める手段も権利も僕にはありません。
ただ、こんな事で二人の優れた制作者がこの世界から(少なくとも今までの位置からは)離れてしまった事は、改めて言いますが本当に残念でなりません。
だんちゃんさん、ぼん王さん両名の話だけではなく、ボカロ界にとっても好ましくない結果になってしまい、本当に悲しいです。
だって、ピアプロに何かをひとつファイルをアップしたら、芋づる式に別のものまで好き勝手に使われるのですから。
ピアプロにアップされたものを、ピアプロの会員として使うなら、それは正当な権利ですが、だんちゃんさんがやったことは、そんなものではない。そして、自分が何をやっているか、分かっていて故意にやっていますよね?
正直な話、あなたには、一生ボーカロイドを使って欲しくないです。
おっしゃっていることが良く分からないんですが。
ピアプロに限らず、不特定の人に配布する目的でアップロードしたものが使われるのは当たり前のことでしょう?嫌なら配布しなければいいんです。その自由はあなたにあるんですから。
ご自分の不明を棚に上げて「あなたには一生ボーカロイドを使って欲しくない」とか、暴言にも程がありますね。あなたのような人にこそ、一生ボーカロイドには関わって欲しくないものです。
多くの方がこの点を誤解なさっているようですが。
確かにピアプロやニコニコに作品をアップロードすれば、所有権を不特定多数の方に譲渡していることになります。
ですが、著作者が作品の所有権を他者に譲渡した場合でも、著作者が著作権を失うことはなく、また、所有権を得た他者が著作権を行使する権利を得るわけではないのです。
さらに言えば、作品を改変する権利(翻案権)は著作権所有者のみが持ちえます。
著作物をニコニコ動画に公開する権利(公衆送信権)も同様です。
事前に著作者からの許諾を得た場合は上記の限りではありませんが、今回はそれもなかったわけですから。
この考え方を理解できない方、納得できかねる方は、コラボなどの企画に手を出さないほうが賢明なのではないかと思われます。
こちらに書かせていただきます。
すべてをよく読み返してみれば
ああ自分は だんちゃんさんの意見ではなく
他人の意見を 勝手にだんちゃんさんの意見と見て
押し付けてしまっていた、と思いまして...
本当に本当にごめんなさいでした。
自分の心境では
作品を作っていただけて 嬉しかったのですが
自分の良く思わない改変その他色々かつ無断だったので
あまり好感が持てず、でした。
しかし問題があるなら、とあったので
ならばお願いします、、といった感じだったのです。
言葉が少なすぎて そのまま
否定する様な感じだったのは申し訳ありません。
自分もしばらくは けじめとして活動を停止するつもりです。
それでは 失礼します。