2008.08.02

巷で流れる「噂」の事件は、私及び某会とは一切関係ありません!(修正版)

この数か月の間に、たまにではあるがチラホラと私のもとによくない、というか嫌な噂が飛び込んでくる。

私は一切Netを見ないが、極真会館松井館長や極真館盧山先生たちから冗談混じりでよく言われる言葉がある。
「Mugenは空手界のCIAだから、あらゆる情報が集まっている」
「空手界のことならばMugenに訊くのが最も早く正確だ」

確かにMugenまたは私のもとには(現在、Mailは受け付けず、電話のみに限定しているにもかかわらず)週に2-3件ではあるが、あらゆるところから情報が寄せられている。私を信頼してくれているからか、それらの情報の確度は極めて高くガセネタは意外に少ない。
1年前の新極真会支部長による強盗強姦事件の裁判などの動向・結果も逐次情報が入ってくる。当然、極真空手を名乗る複数の団体の、また道場の盛衰は手に取るように把握している。
数か月前、著書「芦原英幸伝」を巡るtroubleが芦原会館との間に起きたが、現在は沈静化しているものの、私のもとには先代の芦原英幸死後、組織を離れた多くの支部長クラスの人から励ましの声と共に未知の情報が寄せられて驚きの連続でもある。

ところがである。
数か月前辺りから、耳を疑うような情報が稀ではあるがチラチラと入ってくるようになった。それも私に電話をくれるのは時に関西に住んでいる人だったり中国地方、九州、更に沖縄まで。何故か首都圏が多いのは当然だが、東北は少なく、飛んで北海道の住人も少なくない。
殆どが何らかの形で空手に関係している人である。しかし団体・流派はまちまちで、それぞれの道場における立場も違う。それら全く関連性のないはずの人たちからの情報が不思議と共通しているから戸惑う。
「ある団体の〜地区支部長が、突然失踪して行方不明になった」
「某会館の〜支部長が、事故にあって重症だ」
「コジマの悪口をNetで書いていた人間が特定されて失踪した」
事故も車の衝突であったり、通り魔的なものだったり、よく訊くとケンカ沙汰だったり…しかし、「警察は介入したのか?」とか「その被害者の名前は?」など具体的な質問をするとなかなか要領を得ない。
要は何の確証もない噂に過ぎないと私は理解している。
ちなみに、失踪といえば、1995年4月に芦原英幸が逝き、葬儀の前後数か月の間、現芦原会館No.2の地位にある西山亨東京支部長が行方不明になっており、葬儀一切が終わりやっと落ち着いた頃、突然本部に姿を現したという逸話が残っている。芦原会館において、それが公然の秘密かどうかは分からないが、これは実話である。

情報を分析すると、どうやら被害者は2つの空手団体に所属している支部長クラスに限られており、それらの流派と私=Mugenは現在友好関係にないどころか、過去何らかのtroubleを起こしている。必然的に私がこれらの事故や失踪事件になんらかの形で関係しているのではないか…そんな推測から私への電話に繋がったと思える。

確かに巷の噂によれば、私が主宰する某会(通称、一撃会)は色々なところ(といっても格技空手関係者、またはファン)の間で頻繁に話題に登っているらしい。某会が「怖い組織」として語られているのは事実のようだ。それは某会自身が怖いのか? 某会の後見人が怖いのか?よく分からない。
だが、確実に言えることは某会は実体のある組織であり、定期的に稽古会を行い、年2回は会員全員参加による総会および合同稽古会を開いている。極真空手をベースに、捌き(表、裏)や大日本武徳会の名残を残した立ち技柔術(柔道の原型)の追求が目的であり、それらは殆どが関節や首(頸椎)を捻り倒すという「瞬殺」の技術であるため、稽古での骨折は日常茶飯事、怪我が耐えないのも事実である。また純粋な極真空手も、「大山道場時代」の気風を受け継ぐ実力者が師範代であるため、sparringといえども殆どガチガチの組手であるのもまた事実だ。
だからといって、某会は秘密結社ではあるものの、いつの日か独自の捌柔術の流派(あくまで極真会館に準じるものであり、極真会館や極真館に対抗するものではない)を興す計画はあるものの、決して非合法的活動は行わない。
「私たちは自らの手は決して汚さない」
これが某会の信条である。

改めて断言しておく。
このような某団体・流派の支部長クラスの事故や失踪事件の実態や真相はともかく、私=Mugen=某会は一切これらには関わってはいない。また関知もしていない。まずは、それだけを明確にしておきたい。私たちは皆(元筋者がいるにせよ)真面目な堅気集団であり、極真空手を愛し、更なる実戦性を希求する求道者たちであることだけは明確に宣言しておく。


蛇の道はヘビ
清濁併せ呑む…
組織を構える以上、出版界とてそうしないと生き抜いて行けない世界ではある。ましてやMugenのような泡沫企業は、生真面目一辺倒の「土下座商売」などしていたら、大袈裟でなく鼻毛まで抜かれてしまう恐れがある。1冊ベストセラーを出せば大金が転がり込み、雑誌で失敗すれば一夜で倒産…ある意味、出版界ほどギャンブルか投機に似ている世界はないだろう。故に、中にはとんでもない詐欺師紛いの連中がタムロしているのも事実である。
総会屋対策、資金・献金ルート…いまや政治家から一流企業まで稼業人と無関係に経営活動するのは不可能とさえいわれている。
私も独立し、Mugenを設立してはや20年が経過した。なんとか潰れることもなく、それなりに順調に成長してきた。それは、貧乏アパート時代を知る松井章圭や郷田勇三らが証人である。
その間、ビジネス関係を中心に、公私ともにかなりの修羅場を経験し、闘い続けてきた。そんな私が面白いと言って、本来ならば私のようなコワッパが相手にされないほど大物の弁護士に顧問を引き受けて頂いている。
「おまえは変わった仕事やってるし、面白そうだから私が顧問を引き受ける」
「弁護士の仕事も殆ど決まりきっていて最近、刺激が欲しかった。ちょうどいい」
たしかに私は変わり者なのだろう。ある面、コワモテの会社にもかかわらず、完全な女性上位社会であるというのもMugenの面白さかもしれない。
顧問の先生はビジネス関係の裁判では10名を超える大規模な弁護団を組んでくれ、また私がたまにヤンチャを働くと直ぐに警察に出張っては素早く手を打ってくださる。顧問の会計事務所も相当な実力者集団である。更に、これも超一流の探偵社、警備会社とも顧問契約を結んでいる。
この上ない頼もしさだ。
こんな恩恵に預かっているからこそ、私もMugenも誠心誠意を込めた紳士的なビジネスに徹し(もっともMugenの実質的な実権・決定権を持つのは私ではなく副代表の塚本佳子ですが…Mugenの土方歳三です)、某会も、思想信条を別にするならば、極めてまともで真面目な武道研究集団に過ぎない。

私の耳に入る事件がなんであろうと、非合法的活動は私たちと一切関係なく、縁もなく、また私たちが関知するものではないことを、ご理解くだされば幸いだ。
ついでながら、某会の稽古に興味のある方には「体験入門」という形で参加を受け付けている。

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芦原英幸の手裏剣への誓い!




(了)

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