福岡県内の各地で2日、気温が上昇し、福岡市では午後2時41分に観測史上5番目に高い37.2度を記録した。同日の全国各地の気温で最も高く、北九州市八幡西区でも今年一番の暑さとなる35.0度を記録した。
福岡管区気象台などによると、九州地方が太平洋高気圧に覆われた上、朝鮮半島付近の前線に向かって南風が吹き込み、山越えの暖かい風が吹き下ろすフェーン現象が発生したためとみられる。県内では他に太宰府市で35.7度、飯塚市で35.5度などを記録した。
一方、乾燥につながるフェーン現象の影響で、福岡市の湿度は30%台と低く推移。市消防局によると、午後5時時点で熱中症の症状で病院に搬送された人は1人だった。
=2008/08/03付 西日本新聞朝刊=