地区別移籍総括:ナ・リーグ東地区

 7月31日(日本時間8月1日)のトレード期限が過ぎた。トレード期限までの各チームの戦力補強がプレーオフをにらんだものだったのか、それとも来季を見据えたものかといったように各チームのトレードを総括します。またチームの移籍選手も一覧で表示し、今季のトレード情報をひと目で把握できます。

ア・リーグ

ナ・リーグ

フィラデルフィア・フィリーズ

フィラデルフィア・フィリーズ(1位)

リーグ屈指の強力打線で勝ち星を積み重ね、地区連覇へ向けてここまで上々の戦いぶり。先発の投手力が課題だが、アスレチックスから獲得したジョー・ブラントン投手は2試合登板で勝ち星なしとまだ結果が出ていない。その一方で、マイナーに降格していた先発のブレット・マイヤーズが復帰2戦目で勝利を挙げたのはうれしいニュース。このまま突っ走るか?

日付 加入選手(IN) 放出選手(OUT)
7/18 ジョー・ブラントン(アスレチックス) マイナー3選手(アスレチックス)

ニューヨーク・メッツ

ニューヨーク・メッツ(2位)

故障者が多い外野手や、先発投手の獲得などを狙いたいところだったが、結局トレード期限まで動きなし。フィリーズやマーリンズといった強力なライバルとの争いを勝ち抜くためには、やや厳しい状態かもしれない。

フロリダ・マーリンズ

フロリダ・マーリンズ (3位)

本塁打でフィリーズとリーグ1位を争うほど、打線は申し分ない。マリナーズから実績のある救援左腕アーサー・ローズ投手を獲得し、ブルペンを強化したことは評価できる。また、一昨年にノーヒッターを達成したアナイバル・サンチェス投手が復帰戦で初勝利を挙げるなど、先発陣にも明るい材料が。あとは投手陣をリードする若手のジョン・ベーカー捕手の成長に期待したいところ。

日付 加入選手(IN) 放出選手(OUT)
8/1 アーサー・ローズ(マリナーズ) マイナー1選手(マリナーズ)

アトランタ・ブレーブス

アトランタ・ブレーブス(4位)

大砲マーク・テシェイラ一塁手をエンゼルスに放出。それに加えてエースのティム・ハドソン投手、首位打者チッパー・ジョーンズ三塁手が故障者リスト入りと優勝争いを演じるのはかなり厳しくなった。テシェイラの見返りに獲得したケーシー・コッチマン一塁手だけでは、故障者不在の穴を埋められないだろう。

日付 加入選手(IN) 放出選手(OUT)
7/30 ケーシー・コッチマン(エンゼルス)
マイナー1選手(エンゼルス)
マーク・テシェイラ(エンゼルス)

ワシントン・ナショナルズ

ワシントン・ナショナルズ(5位)

抑えのジョン・ラウチ投手を放出するトレードを敢行し、ベテランのジョニー・エストラダ、ポール・ロデューカ両捕手、ペドロ・フェリス内野手を解雇するなど、すでに来季以降を見据えた体制に移行している。

日付 加入選手(IN) 放出選手(OUT)
7/23 エミリオ・ボニファシオ(Dバックス) ジョン・ラウチ(Dバックス)
8/1 アルベルト・ゴンザレス(ヤンキース) マイナー1選手(ヤンキース)

ア・リーグ

ナ・リーグ

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