狙いはガラス戸が上下に動く勝手口、侵入・窃盗５２件を追送検

　福岡県警は３１日、住居侵入容疑などで逮捕した無職男２人が、２枚のガラス戸が上下に動く勝手口ドア付きの住宅ばかりを狙い５２件の住居侵入と窃盗事件を繰り返していたことを確認し、うち４件について小倉区検に追送検したと発表した。

　２人は同県川崎町田原、原田頼一（２５）と北九州市小倉北区紺屋町、堀貴博（２５）の両被告（窃盗罪などで起訴）。発表によると、原田被告は４月１８日未明、同市小倉南区の住宅に侵入し、そばにいた堀被告は大麻約１グラムを所持していたとして、張り込み中の捜査員に現行犯逮捕された。

　その後の調べで、２人が２月ごろから４月１８日までに北九州・筑豊地区で盗み目的で５２件の犯行を重ねていたことが判明。被害総額は現金約２０７万円と貴金属など約４１５万円相当に上るという。