シカゴ・カブス

Chicago Cubs ナ・リーグ中地区

90年代のチームを支え、絶大な人気を集めたソーサ。

90年代のチームを支え、絶大な人気を集めたソーサ。

 1874年にホワイトストッキングスとして誕生し、76年には創設されたばかりのナ・リーグに加盟。いきなりペナントを手にすると、19世紀中に6度の優勝を成し遂げた。コルツ、オーファンズと名を変え、カブスと改名して4年目の1906年には、現在もシーズン最多タイ記録として残る116勝を挙げ、この年からリーグ3連覇。7年からは2年連続で世界一に輝いた。

 その後も30年代までに6度のリーグ制覇を果たすも、ワールドシリーズではことごとく敗れ、チャーリー・グリム監督のもとでリーグ優勝を飾った45年も、タイガースに敗退。84、89年にはライン・サンドバーグを擁して地区優勝、サミー・ソーサが66本塁打を放った98年にはワイルドカードを勝ち取るが、いずれもプレーオフで涙を呑んだ。

 2003年には先発4本柱がそろって13勝以上挙げるなど14年ぶりに地区を制したが、あと一歩のところでワールドシリーズには届かず、2006年は6年ぶりの最下位に転落した。マリナーズなどで優勝経験のあるルー・ピネラ新監督を迎えた2007年は、巨費を投じた一大補強が実り、4年ぶりの地区制覇。しかし、地区シリーズで3連敗を喫し、あっけなく幕を閉じた。

 オフには激しい争奪戦の上、巧打の福留孝介外野手の獲得に成功。左打ちの福留の加入により、右打者の多かった打線にバランスがとれた。さらにホワイトソックスで抑えを務めた実績がある高津臣吾投手とマイナー契約を結び、春季キャンプに招待している。

主なプレーヤー

福留孝介

福留孝介
#1 外野手

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ザンブラノ

ザンブラノ
#38 投手

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ソリアーノ

ソリアーノ
#12 外野手

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ラミレス

ラミレス
#16 内野手

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スタジアム紹介

 1914年に完成したリグリー・フィールドは、ナ・リーグでは現在最古の球場。当初はウィーグマン・パークという名だったが、16年からカブスの本拠地となり、その後カブス・パークと改名。26年からは現在の名称になった。外野フェンスをつたが覆う古式蒼然とした美しい球場で、長い間照明設備がないのが特徴だったが、時代の波には逆らえず88年に初めてナイターを開催。しかし、その数は現在も条例によって制限されている。

チームデータ

創設 1876年
オーナー アンディ・マクフェイル
監督 ルー・ピネラ
Wシリーズ優勝 2回
リーグ優勝 10回
地区優勝 4回
Wカード獲得 1回
在籍した日本人 福留孝介(2008年〜)
過去5年間の成績
2003年 中地区優勝、リーグ優勝決定シリーズ敗退
2004年 中地区3位
2005年 中地区4位
2006年 中地区6位
2007年 中地区優勝、地区シリーズ敗退
スタジアム概要
名称 リグリー・フィールド
オープン年 1916年
仕様 天然芝、屋外
左翼 108.2m
中堅 121.9m
右翼 107.6m
収容人数 4万1118人

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