ベトナムではオートバイ事故の多発を受けて、2007年12月15日からヘルメットの着用義務が開始された。ヘルメット着用が義務化されてから、デザインやファッション性を重視した形状のヘルメットが出回って、ヘルメットの安全性が疑問視されていた。
この現状に対して、技術科学省はこのほど、ヘルメットの安全性に関する基準を発表した。この基準はヘルメットの部品や形状などの安全性について規定して、すべてのヘルメットメーカーはこの基準に従わなければならない。ヘルメットは周囲が500~520mm、重量が0.8~1.5キロ、形がジェットヘルメット(顔面は開いているが、耳や首筋までカバーするタイプ)・お椀型(大きなお椀をひっくり返したような形状で、耳や首筋カバーしないタイプ)・フルフェイス(顎の部分まで被われたタイプ)にある。なお、顎紐の材料も丈夫な素材を使用、頭部とヘルメットをしっかりと固定できるものでなければならない。この基準は11月15日から全国適用される。つば付きヘルメット、カウボーイハット形ヘルメットなどは、この基準に満たさないことにより、禁止される(ファッションヘルメットをかぶる人はヘルメットをかぶっていないと見なされる)。
『Ha Noi Moiにより、翻訳:N.Thanh』