以下の内容は、あくまでも飼い主側の発言に基づいたものです。その点、ご承知おきください。
私どもが、100%それが正しいと思っているわけではありませんが、これまでは、一方当事者側からの
主張のみしかなく、それが全て正しいことのように思われていた節がありました。飼い主側からの
情報発信が全くなかったために誤解されている点もありますので、この場を借りて代弁させていただく形です。
このたびの件で、私のほうで、飼い主様の窓口として代理人をつとめさせて
いただくに至った経緯を簡単にご説明させていただきます。m(__)m
今回の、この江東区の猫100匹の件は、多くの方が関心を寄せていらっしゃった
かと思います。遠方からもご寄付や支援物資のご提供が多く寄せられたようです。
また、ネットなどを通じての協力の呼びかけ、一時預かり、里親募集等々のご協力、
また、実際に現場まで何度も足を運んで、多くの時間と労力を注いでくださった
個人ボランティアの皆様のご尽力あって、ここまでやってこられたことと存じます。
ところが、その過程で、色々と問題が生じていたようです。
誤解を生むような言動、飼い主様を精神的にも身体的にも窮地に追い込むような
言動があったことは事実のようです。
不信感が募っていく出来事がいくつも積み重なっていく中で、飼い主様と、
今回関わられていたボランティア様たちとの間で溝が深まっていきました。
飼い主様は100匹もの猫を養いつつ、毎日フルタイム勤務でお仕事をされているのに、
帰宅しても、夜遅くまでボランティアが家におり、一生懸命に飼い主様宅で
頑張って下さっているボランティアの方々の気持ちとは裏腹に、、、
夜も休日も休む時間がなくなってしまったことで、疲労もピークに達して
しまったようです。
そのような折、7月17日(水)、飼い主様よりお電話をいただきました。
その日は、職場で2度も吐いてしまったそうです。
それで、午前で早退をされて帰ってこられたのでした。
このような事態になっても、生活がかかっているために、休むことは許されず、
お仕事を頑張ってこられたのでしたが、、、
・預かり先で病気の治療代等がかかっているとの追加追加の費用請求(このまま
いくらかかるのかの不安と、何のために寄附金を募っているのかが不明で不信感募る)
・風邪が蔓延したときに、状態がひどくなるまでなかなか病院に連れて行って
くれなかったこと、
・「この猫たち(長年飼ってきた年寄り猫、病気の猫、出戻り猫)は連れて
行かないでほしい」と頼んだ猫を連れて行かれたこと、それを指摘したら、
飼い主のわがままだ!と非難されたこと、
(飼い主の考えは全てわがままとして、責められたこと)
・脅すような言動の繰り返し(そんなこと言うなら、手を引くよ!そうしたら、
自分で300万出せるのか?あんたのところの猫は病気の猫ばかりだからお金が
かかってしょうがない、〜〜円払え!管理組合から追い出されるよ!
動物愛護団体から訴えられるよ!マスコミから取材が来るよ!職場にバラすよ!
実名公表するからね!裁判で訴えるよ!このままじゃ大変なことになるからね!等々)
・夜遅くまでの立ち入り。等々。
などのようなことがあり、ボランティアに対する不信感が募っていったそうです。
それが、頂点に達するとともに、心身ともに限界がきてしまった頃でした。
それで、翌日(18日)から22日までの5日間、「体を壊しているので、
捕獲等はお休みさせてほしい」、とお願いしたのだそうです。
(ライフキャッツ様のブログでは、「飼い主から1週間の立ち入り禁止命令が
出されたと書かれていましたが・・)
お電話で、飼い主様からまず言われたのは、、、
「ボランティアって一体、なんなんですか?」でした。
「ボランティアって、こういうものですか?私はもう、ボランティアという人が
信じられません。今私が信じられる人は、二人だけです。
あとは、みんな言うことが変わって信じられません。
私は、病気の猫を早く病院に連れて行ってほしい、とお願いしても、いつまでも
連れて行ってはくれず、もう限界のところでやっと連れて行く程度です。
100匹中、病院に連れて行ってくれた猫は7匹で、11万しか使っていません。
もっと、病気の猫の治療に使ってほしいのに、なぜ?
カンパを集めているならば、それを使ってくれればいいのに、やれお金がないから、
何円出せ!っていう。カンパのお金はどうしたのか?と聞いても、
それはとっておかないといけない、という。とっておくというのは、
どういうことか聞くと、里親さんのところで病気になった場合に使うために
プールしておかないといけないから、という。話が違う。手術代は、はじめから、
私がせめてもの罪滅ぼしで全額出します、と言いましたが、治療代は、カンパから
出してもらえるはずではなかったのか?
(当初の話では、手術代もカンパで賄えるとも言われたはずでは?)
なぜ病気の猫を入院させてくれないのか?それが、飼い主のわがままで進まない
と言われている。自分では病院に連れて行かないように言われているから、
連れて行くこともできず、風邪が蔓延して、苦しそうに呼吸をしているのだから、
早く病院に連れて行って!!とお願いしているのに、いつまでも連れて行って
くれなかった。それなのに、ライフキャッツのブログでは、すべて飼い主のせいで、
風邪が蔓延し、悲惨な状況になった、飼い主は何をしているんだ?と言われている。
助けてもらいたい一心で頼んだのに、死ぬ間際まで、苦しそうに呼吸をして、、、
捕まえられる恐怖を毎日のように思い知らされて、、、
どの子を見ても可愛いですよ。臭いの苦情さえなければ、自分で面倒をみる
つもりだった。
だから気持ちを切り替えて、早くここから出してほしいとお願いしたのに、
その後、内部どうしでもめては、アイツは首だといい、全然進んでいないんですよ。
1か月以上かかっても、まだ調布の二人が27匹出した後でも、10数匹しか
減っていない、それだったら、二人の力の方が早いじゃないですか。
それなのに、年より猫、病気の猫は自分で面倒を見るから、持って行かないで、
お願いしたのに、当初からいた年より猫のを持って行かれた。返してってというと、
今度は、治療代で1万円かかった!とか、トラブルよ!とか言って脅され、
可愛がってきた猫なのに諦めざるをえなくなり、、、
それを、飼い主のわがままだとネット上で批判され、仕事から帰宅すれば、
ボランティアの人がまだいて、黙って座っているので、休めない。自分の留守中も、
やれカギを貸せ!と子供の家に何度も行ったり。
入院させたとは聞いても、その後退院したことや預かり先に行ったことは
聞かされないのに、これだけかかった、大変だ、飼い主は何をしているんだ!という。
私を攻撃・非難ばかりして、いったい、何になるんですか?
そりゃぁ、私が全部悪かったわけです。でも、だから、せめてもの罪滅ぼしで、
手術代は私が出します!って言っているのに、だから、ずっと1か月もの間、
ずっと、皆さんの言うようにしてきました。でも、もう、我慢の限界がきて、
この前、怒鳴ったら、今度は、私を「うつ病だ」とみんなで悪口を言っている。
もう、私は誰を信じてよいのか分かりません・・」
というようなことを、1時間ほど、話されました。
今まで溜めてこられたことを吐き出された感じで、堰を切ったように話されました。
絶対に、安楽死はさせたくない、一心で、お願いしたのだそうです。
飼い主様は、自分自身に負い目があるから、自分の思いを封印してきたそうです。
個々のボランティアの方々に今までやっていただいたことについては、感謝している
ことは事実でしたが、それでも、あまりの言われように、気力体力の限界を感じ、
ご相談されたのだと思います。
その日は、「具合が悪いので、少し休ませてほしいとお願いした」と仰ってました。
なので、私は、「そうですね、ここで無理されては倒れてしまいますし、
そうしたら、残された猫たちも大変です。どうか、ここで十分休んでください。」
とお話して、その日は電話を切りました。
そして、その後、、、
23日(水)の日中、ボランティアの方が数日ぶりにきたそうです。
私も実は、その日、はじめて現場に行きました。
私が、飼い主様宅に入ると、猫達がかなりビクビクしていました。
今日は、ボランティアの方がきたから、いつもより過敏になっているみたい、
ということでした。仕事から帰ってきたら、ここに「死亡」と書いた紙と
子猫の遺体が置いてあった、と玄関のところをさされました。
その日、また乳飲み子が生まれていたようですが、残念ながら亡くなって
しまったようです。
お部屋は、ボランティアの方がきれいにして下さっていて、整然としていました。
その日、今後の件に関して、色々と話し合いをしました。
飼い主様は、できればもうあの人たちには来てもらいたくない、ということでした。
それほどまでに、信頼できない人たちならば、こういうこと(他人の家にあがり、
飼い猫の保護などをする)は、双方の信頼関係で行うことなのだから、
それがもう揺らいでいるなら、何もそういう信じられない人たちに無理して
家に入ってもらわなくてもいいのではないか?と思われました。
それならば、代わりに自分が、外部の方々との窓口になりましょうか?と
提案したところ、ぜひお願いします、ということでした。
ところが、、、
〜〜(2)に続く〜〜
|