徳島・阿南市にある阿南東部土地改良区の巨額横領事件で、警察は横領の疑いで逮捕された女の長男を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)容疑で全国に指名手配した。 指名手配されたのは、横領の容疑で逮捕された阿南東部土地改良区の元嘱託職員・大川ひとみ容疑者(60)の長男・悦史容疑者(31)。悦史容疑者は、ひとみ容疑者が阿南東部土地改良区から横領した金と知りながら、約6億円を受け取っていた疑いが持たれている。
警察の調べに対し、ひとみ容疑者は「悦史容疑者は横領した金だと知っている」と供述しているが、警察が悦史容疑者から任意で事情を聞いた際には「横領した金とは知らなかった」と話したという。
その後の捜査で警察は、悦史容疑者がひとみ容疑者の職場に電話して金の無心を繰り返していたことなどから、悦史容疑者への容疑が固まったとして逮捕状を取り、全国に指名手配した。