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元県教育長「口利き、合否の判断材料」 大分教員汚職

2008年7月22日0時56分

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 大分県の教員採用試験を巡っては、90年代後半から約6年間、県教育長を務めた男性(70)も朝日新聞の取材に対し、県議らの口利きの有無を「合否の判断材料の一つにした」と証言した。

 元教育長によると、当時、最終的な合否は教育長を含む県教委幹部の判定会議で検討。まず、採用数より10人ほど少ない分について成績順に合格と決めた。次に、合格ライン付近の受験者の中から、口利きの有無や男女比、居住地区などを総合的に判断して合格者を決めたという。

 口利きは県議や県幹部、PTA関係などから年に計10件ほどあったという。元教育長は「口利きは長年の慣例と思っていたが、今考えると問題があり、反省している」と話している。

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