大分県の教員採用汚職事件を受けて、京都教職員組合と京都市教職員組合などは23日、「教員採用制度の改善」を求める緊急申し入れ書を府教委と京都市教委に提出した。
申し入れ書は、疑惑の背景として「選考過程・選考基準の不透明さがある」とし、二次試験も含めてすべての教員採用試験問題と模範解答の公開▽小論文・実技試験・面接などの採点基準、評価基準の公開--などを両教委に求めている。
また「(府教委では)公表後に個別連絡」などとする新聞報道について事実を明らかにすることも要求。市教委は担当者が不在だったが、府教委は「持ち帰って報告する」と答えたという。【大西康裕】
毎日新聞 2008年7月24日 地方版