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想定外、2階席から 浦和サポーターのペットボトル投げ込み事件 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:浦和レッズ
「レッズが負けてイライラした。川崎の選手にぶつけるために投げた」と供述しているが、ペットボトルは川崎のサポーター席に飛び込んでいた。
同署は、事前に水を入れるなど悪質性が高いと判断。「約30メートルの高さから投げており、頭に当たったらけがをする」として逮捕に踏み切った。
同スタジアムでは、5月17日のガンバ大阪戦でサポーター同士が小競り合いになり、1人が負傷しており、警備態勢が強化されていた。
同署によると、レッズの試合は通常、署員や機動隊員ら約50人態勢で警備していたが、ガンバ戦後は10人増員。レッズ側も警備員やボランティアを200人以上増やし、計約1000人が警備していた。
だが、重点的に警備するのは、1階席のビジターとホームのサポーター同士が接する地域付近だった。ガンバ戦のトラブルもここで起きており、レッズはガンバ戦後、間の「緩衝地帯」の空席を2倍の2000席に増やしていた。
北島容疑者がいたメーンスタンド2階は、警備強化個所の反対側。同署は「熱くなるのはゴールネット裏の人たちで、今回はノーマークだった」としている。
同署は今後、防犯カメラの設置や緩衝地帯の拡大などを協議するという。レッズ広報担当も「まさか上から投げられるとは想定していなかった。2階席との間にネットを張るなど対策を検討したい」と話した。