■ 壮瞥町・小中学生がサミット中に親善大使役で各国と交流
【2008年7月12日(土)朝刊】


駐日フランス大使夫妻と交流を深め、記念撮影に臨む久保内中生 北海道洞爺湖サミット開催期間中、G8首脳の市町村訪問は伊達市のみとなったが、壮瞥町は参加国に独自にアプローチ。来町した各国政府関係者に小中学生が歓迎の手作りプレゼントを贈り、子供たちが親善大使として実りある交流を展開した。

 町内の洞爺サンパレスには4カ国の政府関係者が滞在。町内4校の子供たちはプレゼント作りに励み、壮瞥小はカナダ、壮瞥中はイタリア、久保内小はドイツと、児童代表がそれぞれホテルを訪ね各大使らに直接手渡した。

 久保内中生は、そうべつ情報館iへの駐日フランス大使夫妻訪問の際、全員が間近で触れ合った。加賀谷真由美校長は「生徒はフランス語で歓迎の言葉を記し、和紙の日本人形の飾りを付けた色紙とコサージュを作って贈った。交流できたのは町がさまざまな提案をしたことが大きい」と見る。

 10日には贈り物のお礼に―とカナダ大使館総領事が壮瞥小学校を訪問。新たな交流も生まれた。

 町サミット推進室の広中学室長は「町内で各国政府関係者と接点を持てる機会だけに、子供たちの記憶に残る交流をと考え、学校の協力も得られた。関係者の反響も大きく喜んでもらえた」といい、今後の交流の深まりに期待している。
(粟島暁浩)

【写真=駐日フランス大使夫妻と交流を深め、記念撮影に臨む久保内中生


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