2008年07月22日
ぶん屋の饅頭
「寄ってくんな」
昨晩ぶん屋さんから電話がかかり、高山の”とらや”の饅頭をいただきました。
いつものぶん屋の裏玄関から入りまして上り框に腰をかける。
ぶん屋さんはとんぼ玉の意匠を書いて職人に作らせていますが、昨日はその
打ち合わせ、となればいくつかを持ち帰ってきたのでは?
そんな期待の腰おろしであります。
「どうだい」といくつか新作を見せていただきました。
とんぼ玉は光の小間物でありまして、季節を表しております。
意匠を考えるのも、こしらえる職人も少し先の季節の光をつくりあげます。
できあがったものは確かに真夏から秋へとうつろう光を持っていた。
ご興味がある方はお早めにお訪ねになり、ご覧いただきたいと思います。
「父さん、母さん、ぶん屋さんからだよ」ととらやの饅頭を差し出すと、昨晩は
茶の間が盛り上がります。
食が細くなった父、夏が苦手で足を弱らせた母が小箱から小饅頭を選んでいる。
父は大好きな草饅頭をとり、母は金魚の意匠の菓子を選んだ。
夏の宵、もう遠くへは旅ができない二人は饅頭で高山への旅をする。
「ひるがの高原は19度だったんだそうだよ」 「へえ そうなの」
母は行くこともなかった高原の涼しさを想像しています。
「いつか会いたいね」、まだ見ぬぶん屋さんのご夫婦の仲のよきことを話し
てお茶を飲む。
ぶん屋ひょうたんの意匠から、とらの饅頭が出まして茶の間の話題とする。
よき仲間のおかげで孝行ができました。
親は特別多きな喜びはもういらないと言う。 ちょっとうれしいことがあればよい
のです。
仲間に親孝行の方法を教えてもらうの図、ありがたいことであります。
ぶん屋さん、あき姐さん、ごちそうさまでした。
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この記事へのコメント
仲のいいイチローさんとぶん屋さんの
やり取りが、イチローさんの孝行につながり、
いいお話ですね。
高山、最近、行っていないです。
来月くらいに、作品展のご褒美として
行って来ようかナァ~^^
やり取りが、イチローさんの孝行につながり、
いいお話ですね。
高山、最近、行っていないです。
来月くらいに、作品展のご褒美として
行って来ようかナァ~^^
Posted by yoh at 2008年07月22日 16:44