我家は、古い家を買い取り、古民家再生に毛が生えたように手を加え、
敷地に少しゆとりがあったので、裏手に増築して、表と裏は全く趣きが違う様に作られている。
外観は、設計士さんのセンスで、違和感がないようになっていて、訪問された方は、皆驚かれているが、
私達も、とても気に入っている。
毎日暑いが、表の木造の部分は、冷房無しでも、風が通れば十分に心地良い。
庭の木々も、それなりの年数が経っている木なので、生い茂り木陰を作ってくれているからであるが
家の中を通る風も、フィルターを通したように、一度2度は気温を下げているように入ってくる。
そして、裏手の増築部分は鉄筋だ。
外気を遮断はするが、苦しい・・・。皮膚呼吸が出来ない感?
空気の循環が出来るようになってはいるのだが・・。
その代わりに、冷房で一旦冷やすと持続力は素晴らしい・・。
新しい物と、古い物の共存かなあと考えながら、TV録画を見ていたら。
フランスのランス大聖堂をやっていた。
フランスの学校は、教科書の検閲は無いが、宗教に関しては教科書がタッチしてはいけないそうだ。
宗教に絡んだ歴史があるからだが、中でも、もう直ランス大聖堂の800年祭?を前にして
研究発表?のために、ある女の子に密着していた。
その女の子は、大聖堂が大好きで宗教についても真摯な姿勢を持っていた。
そして、その研究宿題のために、「ランス・・」についてインタビューするのだが、
女の子がランスに抱く程の感情を、皆は持ち合わせていないことに愕然とした。
そしてその事を両親に話すのだが、両親は
「初めて会った人にいきなり、どう思いますか?と聞かれて心の内を明かす人はいない。宗教は皆が心に秘めているものよ。でも、あなたのその気持ちは大切にしないといけない」と言われて、
学校で「皆が、ランス大聖堂を、私の思う様な気持ちと違う事が、とても残念です。」と発表したが、
次に発表した子に「その考えはおかしい」と言われてしまった。
先生は成り行きを見て、女の子に言った。
上でも書いたが、フランスは宗教を子ども達に教えてはいけない国だ。
どんな風に先生は、女の子に話すのだろう?と思ったら
「何かを信じて糧にするかは、それぞれの自由だけど、個人の考えを人に押し付けてはいけない。
あの子が、あなたにそれはおかしい、と言ったのは、貴方がランス大聖堂に対する気持ちと皆が同じでないから、残念と押し付けてしまったから。
色々な宗教で対立して争いがあります。そうした中で一番大切なことは何?必要な事は何ですか?」
と問うた。
女の子は言った、「寛容?」
先生は、「そうです。他者を受け入れる事です」と言った。
女の子は「ランス大聖堂の歴史の意味が少しわかった。もっとこれから沢山知りたいし、勉強したい」とインタビューに応えていた。
ランス大聖堂には「微笑む天使」が二体ある。フランス市民にも人気の天使で、一体を800年祭に向けて修復中だ。
その「微笑む天使」は女の子も大好きだそうだが、女の子はその天使に、良く似ていた。
人を傷つける事に「寛容」であってはいけないが、世の中は、譲り合って、認め合って、譲歩し合って
程々の距離を見つけていくのが得策ですね。
中々できない事ですが・・・。
皆から意見されて、必死に言葉を探して自分の考えをを陳べて、答えを見つけようとしていた女の子の表情に、純粋なものを見ました。
そして、「朱に交わる」意味を、少し違った角度から見ようとするオバハンがここに・・。
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コメント(1)
はじめまして☆☆
楽しい記事が沢山ありそうですね!携帯からのお邪魔なので、家に帰ってから続きを読ませてもらいます。
2008/7/20(日) 午前 10:28 [ あや ]