核廃棄物の漏出相次ぐ 仏政府、全施設調査へ【パリ18日共同】フランス原子力安全庁は18日、同国南部ドローム県の核燃料工場で核廃棄物の漏れが確認されたと発表した。フランス公共ラジオが伝えた。フランスでは今月上旬にも別の核関連施設でウラン溶液が漏出。相次ぐ事故を深刻視する政府は、すべての核関連施設周辺で地下水を調べ、同様の事故が起きていないかを調査する意向を明らかにした。 事故があったのは2カ所ともフランスの原子力企業、アレバの関連施設。原子力トラブル・事故の評価尺度ではいずれも軽い方から2番目のレベル1と評価された。 ドローム県では原発用核燃料の製造工場で配管損傷によりウラン数百グラムを含む核廃棄物が周囲に漏れた。配管損傷の時期は数年前にさかのぼるが、環境への影響はないとみられるという。
【共同通信】
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