ゴミ捨て場に捨てられていた箱入りティッシュ・ペーパーの山を持ち帰った。全て未開封
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ゴミ捨て場に捨てられた未開封の箱入りティッシュの山、ヤカン、そして毛布。まだ充分に使える物が捨ててあるので、ときどき拾っては使っている。どうせ捨てられるならリユースして、必要な人に使ってもらえば良い。こうしたゴミの運命を辿っていくと、どうやら現状のリユース市場はペイせず、リユース品市場の充実やより多様なマッチングの仕組みを促進することの重要性が見えてきた。
【Digest】
◇ゴミ捨て場でヤカンを拾った
◇タダで仕入れても赤字になる
◇リユースに取り組むNPO、外国人達のネットコミュニティー
◇英国の「Let’s all share」
◇お金を介さない「TOKYO FREE CYCLE」
◇徳島とキャンベラの取り組み
◇ゴミ捨て場でヤカンを拾った 金曜日は紙ゴミ収集の日だ。朝、娘を保育園に送る道すがら、箱入りティッシュ・ペーパーの山を見つけた。ゴミ捨て場に、このままドサッと捨てられていたのである。思わず,もったいない!どうせ捨てられるならと思って持ち帰ってきた。
家に帰って中を空けてみると全く開けられていない新品で、変色もしていず、何の問題もなく使えるものでした。それが20箱も捨てられているなんて!捨てる人の気が知れない。
実はその他にも、ゴミ捨て場から拾ってきて活用している物が、我が家には結構ある。ゴミ箱をあさっているわけではないが、なぜか目につくのだ。
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上:この赤いヤカンもゴミ捨て場から。まだまだ充分、使える。
下:毛布は冬場に、娘にかけてあげる
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例えば赤いヤカン。少しだけ柄の部分が黒くなっているだけで、まだまだ使える。それから、毛のあたたかな毛布。冬場は娘が寝る時にかけてあげており、とても重宝している。穴も汚れも全くない優れものだ。
ゴミ捨て場から物を拾ってくるなんて、誰か分からない人が使ったものを拾ってくるから、生理的に受け付けない人もいる。だが、我が家は全然気にしない。うちの奥様は、むしろまだ使えるものを見つけてリユースしてる、資源を大切にしてると胸を張っている。
まだまだ使える物がゴミ捨て場に大量に捨てられているのは、何も私の住む鎌倉に限った事ではなく、物が豊かにあって溢れている所では普通のお話だ。
こちらはイギリス、衝撃のミニドキュメンタリー映像。見てほしい。
「グリーンTVジャパン ゴミ箱の中身」
◇ゴミ捨て場のモノは行政の所有物
もし、記者がこれらのゴミを拾わずにゴミ収集車に積まれていくと、これらのゴミはどうなるのか。鎌倉市の資源循環課に問い合わせた。
記者:ゴミ捨て場に捨ててあるものをまだ使えるからと持って行くのはダメな事なのですか?
鎌倉市資源循環課の見解はこうだった。
「鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の第21条の2に、本市が定めた処理計画に従って、一般家庭から排出された規則で定める一般廃棄物の所有権は、本市に帰属するものとする、とあります」
鎌倉市条例
記者:でも、まだまだ使える物が捨てられていますが、これらの物はどうされるのですか?
「鎌倉市の場合は笛田リサイクルセンターという家庭から排出された資源物の再資源化を図るための選別施設があります。そちらでカンやビン、ミックスペーパーなどを選別・圧縮・梱包・保管する作業を行っています」
記者:そちらの施設では、例えば、記者が見つけたティッシュペーパーの箱の山とかヤカンは、どうなるのでしょう?
「ティッシュなどの紙でしたら紙類として分類され,他の紙類と一緒に再生紙となるなりします。ヤカンなどの金属製のモノも、そのまま直してリユースするのではなく、一度,金属として分解した後に、他の金属類と合わせて資源化することになります」
記者:でもそれらはリサイクルするのに、新たなエネルギーを使わなくてはなりませんよね。そしてそのエネルギーを使う事によって、また温暖化の原因といわれている二酸化炭素を排出する。これでは本当にエコなのか?と考えてしまうのですが、、、捨てられていた物の中で、まだ使える物を修理してリユースするシステムは無理なのですか?
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リユースびんのCO2排出量削減効果![](/contents/024/549/181.mime1) |
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市の重要な財源となるゴミとして集められた紙類![](/contents/024/549/181.mime1) |
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