「パンダの起源は韓国にあり」
韓国の動物学者が研究結果を発表
韓国の動物学者がパンダを韓国起源の動物と主張したとの記事です。
これは韓国の教育科の発表「熊猫の起源は韓国にあり」と題された研究結果により伝えられたもので、まずその理由となるのは、「陰冷潮湿、竹葉冒盛(翳って冷たく湿った場所、竹の茂る場所)」というパンダの生育環境が長白山(中国と朝鮮との国境近くに位置する)の百万年前の環境に当てはまり、かつ韓国の考古学者が長白山付近で大量のパンダの化石を発掘したというのが根拠なのだそう。
また、パンダの化石は韓国の東南部、慶尚北道でも発見されており、この化石が洪積紀早期(新第三紀のこと)のものとみられることから、
韓国の学者たちはパンダは韓国が原産であり、中国のものはその進化の支流のひとつに過ぎないと主張しているといいます。
これに対して、中国の生物学者たちが反論。パンダの原産は四川省臥龍であるとし、この地区は盆地にあたり、氷河期にもさほど深刻な影響を受けずにいたため活化石化。生きた化石としてここにとどまったとしています。
また中国側では同様の地形として、湖北省の神農架林区があり、ここに成育する金絲猴(キンシコウ)も韓国起源とするのはまちがいだと述べています。
なお中国側によると韓国では発掘したとされるパンダの化石について詳細を明かしてはいないそうです。