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2008-07-15 22:23:04

7月13日小田真弓スタジオ撮影会その2ー失敗の確信

テーマ:撮影会

スタイルの良さを売り物にするモデルなら長時間の連続撮影に耐えられる。長い間撮影されても胸は小さくならないし、腰のくびれもなくならない。

だけど真弓さんのような表情の細かい変化で勝負するモデルは、長時間の連続撮影に耐えられない。


撮影しているのは、2007年からビューイット撮影会に参加して、蒼井すみれさんをよく撮影していたカメラマンです。昨日のラスト撮影会にも参加していた。

構図やポージングの細かい指示はしない。決して撮影枚数は多い方ではないが、一旦撮影を始めると1分くらいは平気で撮影する人で、しかも撮影している間はほとんど喋らない。モデルの表情を軟らかくするような褒め言葉など喋らない。

そのカメラマンが至近距離から無言で真弓さんを撮り続けるから他のカメラマンは撮影したくても撮影できない。

長時間の無言の撮影に耐えられず、真弓さんの表情がどんどん曇っていく。


この光景をじっと見ていた僕はふと我に返った。そうだ10秒ルールだ。

慌てて撮影を中断させた。この時点で10秒を大幅に超えていた。


なぜわざわざ前日に10秒ルールを新設したのに、主催者である僕がルールを忘れていたのか?

これには理由があって、僕は撮影しているカメラマンの姿を見ると、構図やポージングそれから光の状態を推測してしまう。「このカメラマンはどのような構図・ポージング・光を意図して撮影しているのだろう?」

これが前述のSさんなら一瞬にして意図を理解できるから直ぐに違う行動に移ることが出来る。しかし理解できなかった場合は、撮影光景をじっと見てしまう癖が僕にはある。

結論から言うと簡単です。

構図もポージングも光も考えていないから僕が意図を理解できないのです。

彼が狙っていたのは表情だ。あの至近距離では顔のアップ、バストアップしか撮れない。

そして同じポーズ、同じ構図で何十枚と撮影して、その中で表情が良かった画像だけを選んで保存する。

ポーズが同じでも人間の表情は細かく変わるからです。


実は彼のような撮影をするカメラマンは意外に多くいます。

でもビューイットにはまずいない。間違ってビューイットに参加しても居づらくて1回だけの参加で二度と来なくなるのが普通だったからです。

ところが彼は例外でした。彼が初めてビューイットに参加したのは蒼井すみれさんのデビュー撮影会でした。このときに彼と同じタイプのカメラマンも同時に参加していた(正確には2004年12月4日以来の復帰)からです。

ビューイットスタイル=短い時間で撮影を終えて他のカメラマンに譲る。

そういったカメラマンの中に異質なカメラマンが1人だけなら居づらくなって参加しなくなるのだけど、2人いたら居づらくない。

彼はその後も蒼井すみれさんの撮影会に参加し続けた。

そうしたら、それまでの常連カメラマンが蒼井すみれさんの撮影会に寄りつかなくなった。

当然だけど、すみれさんの人気が急降下してしまった。

ビューイット撮影会の中では、すみれさんの撮影会だけが全く異質なのです。


せっかく10秒ルールを新設したのに、僕が適切な対応をしなかったために、長時間の無言撮影を許してしまった。初っ端から待ちくたびれた他のカメラマンは撮影意欲を低下させるし、真弓さんの表情からも普段の切れが消えてしまう。


このまま撮影を続けても改善できないと考えた僕は常套手段を使った。

予定よりも早く休憩を摂ることで気分転換を使用とした。

幸い昨日の個人撮影会でカメラマンのKさんが買ってくれたお菓子がある。

お菓子を食べながら、真弓さんを中心に楽しくお喋りをして、気分転換してから仕切り直しをしよう。

ところがこの思惑は思いっきり外れてしまった。


休憩中の鉄則=「モデルを孤立させてはいけない」、「他のカメラマンにわからない話をしてはいけない」


撮影会に参加するカメラマンのほとんどは、そのモデルが好きだから参加しています。

モデルと話をしたい、モデルの話を聞きたいとカメラマン達は思っています。

だからモデルが話題の中心にいるのが最適です。

それが難しいのなら、カメラマン全員の共通点「撮影するのが好き」を活かして、写真やカメラの話をするのが好都合です。ところがそうはならなかった。


先ほど問題にした長時間の無言撮影をするカメラマンは、普段はお喋りです。ただし喋るのは自分自身のことです。

「銀河鉄道999に登場するメーテルが理想の女性です」から始まり、声優アイドルのファンクラブに入っていた話やその声優アイドルの魅力をトクトクと語り始めた。

最初の内は話を合わせようとしていた真弓さんや他のカメラマン達もこうなると話しについて行けない。

「楽しいお喋りの場」になるはずだった休憩の時間が、「オタクによる演説の場」になってしまった。

場の雰囲気が悪くなったので、僕が黙らせたのだけど、もう誰も喋らない。重い沈黙が続く。

結局気分転換にならず、雰囲気を悪化させて後半の撮影が始まった。


当然だけど、カメラマンのノリが悪い。楽しいという感覚が全然ない。カメラマンからは撮影意欲を感じない。

午前中の大村由衣さんの撮影会で好評だった構図とポージングを再現して、撮影意欲を取り戻そうとしたけど、改善されない。大村由衣さんの時は、8分間も持った構図とポージングだけど、このときは2分も持たない。

また沈黙。

沈黙に耐えきれず、僕が残り時間を伝える。「あと15分で1部が終了します」

本当は5分早いけど、残り時間が短くなっているとわかると、カメラマン達は急に撮り始めるはずだった。

でもカメラマン達の動きは緩慢なまま変わらない。

近くにいたカメラマンが僕に言った。

「まだ15分もあるのですか?」

こんな事は7年以上撮影会を主催してきて初めてだった。

僕は失敗を確信した。


結局2部も同じ調子でグダグダなまま撮影会が続いた。

今年に入って最悪、昨年10月28日蒼井すみれ撮影会以来の酷い撮影会だった。

カメラマン達は挨拶もそこそこに帰って行った。

スタジオには僕と真弓さんだけが残された。


真弓さんが僕に近づいてきて声を掛けた。

「今日の撮影会でTさんとSさんはリピーターになってくれると思いますか?」


僕は首を振った。

「無理だよ。こんなグダグダな撮影会じゃ来てくれないよ。TさんとSさんのことは諦めなくちゃ」


「そうですよね」

真弓さんの表情は寂しげだった。


僕は、ビューイット撮影会のあり方を根本から変えなくちゃいけないと思った。








2008-07-15 21:22:14

7月13日小田真弓撮影会その1ー成功の確信

テーマ:撮影会

主催者の号令の下に、カメラマン達が一斉に撮影する。

そういう撮影会はやりたくありません。


だからビューイット撮影会はカメラマン達の自主性を尊重しています。

カメラマン達が自分で構図やポージングを指示して撮影できます。

このやり方で上手くいくのですが、カメラマンが協力的でないとグダグダの撮影会になります。

そのグダグダ撮影会の見本のような撮影会を開催してしまいました。


モデルは小田真弓さん、このところ人気実力共に上昇中のモデルです。

6月22日は雨の中の撮影会にもかかわらず、最後までカメラマンを引きつけてくれたことを評価して起用しました。(朝早いのが苦手なので、午前中が大村由衣さん、午後が小田真弓さんの出演です)


実は撮影会の数日前に、僕は真弓さんにメールで連絡しました。


「今回初めて真弓さんの撮影会に参加するTさんは、3月までは奈津野聖さんの撮影会に参加していたカメラマンです。それに以前にTさんは小柄で柔らかい印象で魅力的な表情が出来るモデル(藍川夏樹さん、関根美幸さんのこと)の撮影会に良く参加していた。つまり真弓さんと同じタイプだ。他にSさんは真弓さんのデビュー撮影会に参加したカメラマンで、最近は都合が悪くてあまり参加しないけど、元々は常連カメラマンで、僕と同じような撮影をする人で、技術が高いモデルを好む傾向があります。この2人をリピーターにしてください」


モデルの切れ目が縁の切れ目になることはよくあることです。

だからカメラマンに逃げられないように似たようなモデルを用意しなくてはならない。

僕と似たような撮影をするカメラマンなら、僕の代わりにモデルに指示が出来る。撮影会主催者が自ら指示をするよりも参加カメラマンの1人が似たような指示を出してくれる方が好都合です。


真弓さんは昨年の秋頃から魅力的な表情を出来るようになった。元々可愛い顔立ちに加えて、表情の切れで勝負が出来る。TさんとSさんを引き留めるには小田真弓さんは好都合だった。


午前中に開催した大村由衣さんの撮影会が好評で、時間があっという間に過ぎた。

そのときにカメラマンに好評だった構図とポージングを僕は覚えている。

真弓さんの撮影会でもアイデアにつまったら、由衣さんの撮影会でカメラマンに喜ばれた構図とポージングを僕が指示してやればよい。由衣さんの撮影会が真弓さんの撮影会の良い予行練習になった。僕は成功を確信していた。

ところが1部撮影会を開始して直ぐに、撮影会はグダグダになってしまった。


2008-07-15 20:34:59

7月13日大村由衣スタジオ撮影会

テーマ:撮影会

新しくスタジオを作って初めての通常撮影会です。それまでに宣材撮影と個人撮影を1回ずつ開催して様子を見ましたが、正式な通常撮影会は初めてなので不安がありました。


スタジオ入りした時のカメラマンの反応は下記のとおりでした。

「涼しくて綺麗」

「うわー、ちっちゃい」

そうです。ちっちゃいのです。青井昴さんの宣材画像をサイトに掲載していたので、ベッドはベッドルームにあって、ソファーは応接間にあって、カウンターテーブルは食堂にあってと複数の部屋があると勘違いしたカメラマンが多かったようですが、実際はワンルームです。


ちっちゃい部屋での撮影でどうなるか不安でしたが、とても好評でした。

大村由衣さんの表情と立振舞が良いのと、カメラマン達がとても協力的だったのです。

前日に10秒ルールを定め、カメラマン達に連絡をしていたのも、テンポ良い撮影に役立ちました。


「自分が撮りたい構図やポージングをリクエストする」

ではなくて

「自分も撮りたいけど、他のカメラマンも撮りたいと思う構図やポージングをリクエストする」

ので、他のカメラマンも喜んで撮影してくれます。

そして撮影している間に、別のカメラマンが

「自分も撮りたいけど、他のカメラマンも撮りたいと思う構図やポージングをリクエストする」

そしてカメラマン全員が喜んで撮影する。

これの繰り返しで、とても良い雰囲気で撮影会が進行しました。


そしてあっという間に2部が終了しました。

本当に「もう終わりなの?」という感じでした。


この後、カフェには行って全員で楽しく親睦会の時間を過ごしました。


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