大野晋さんが死去 起源を研究した国語学者日本語の起源の研究などで知られ、ミリオンセラー「日本語練習帳」の著者でもある国語学者の大野晋(おおの・すすむ)さんが14日午前4時、心不全のため東京都文京区の順天堂医院で死去した。88歳。東京都出身。葬儀・告別式は18日午前10時から東京都台東区谷中7ノ14ノ8、天王寺で。喪主は妻千恵子(ちえこ)さん。 東大卒。学習院大教授などを歴任。万葉集や源氏物語など古代日本語を研究。日本語と南インドのタミル語との共通点などにも着目し、古代日本語はタミル語を起源とするという説を唱えた。 1999年、日本語を問題集形式でやさしく説き起こした「日本語練習帳」を出版、発行部数は約190万部を超えた。そのほかの主な著作に「日本語の起源」「係り結びの研究」「日本語の形成」「弥生文明と南インド」など。
【共同通信】
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