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札幌きょう5000人デモ 大通→中島公園2キロ 情報少なく戸惑いも(07/05 08:05)
北海道洞爺湖サミットの開幕を前に、札幌市内で五日、非政府組織(NGO)関係者ら五千人以上が参加するデモが行われる。今回のサミット関連では最大規模のデモになるとみられる。ただ、時間やルートなどの情報が少ないことに加え、四日にはデモルート周辺の量販店で不審物騒ぎもあり、周辺の商店街や百貨店に戸惑いが広がっている。 道警によると、サミット関連デモの申請件数はこれまでに行われた分を含めて計十七件。五日以降も札幌で八件、洞爺湖周辺で七件行われる。 五日のデモ行進「一万人のピースウォーク」は午後三時、大通公園西八丁目をスタート。NGO関係者らが中島公園までの二キロを歩き、食料や戦争、環境など世界的問題の解消をアピールする。 これに先立ち、札幌では四日、反G8を訴える二百人参加のデモが行われ、デモ中、警察官と一部の参加者が、体をぶつけ合う場面もみられた。 過去のサミットでもデモ参加者の一部が暴徒化した例があり、道警は同日、昨年のドイツ・ハイリゲンダムサミットのデモに参加した外国人数人が道内入りしたと発表し、警戒を強めている。 一方、五日のデモルート周辺の商店街や百貨店も、“サミット余波”に戸惑う。 四日午前、札幌市中央区の量販店ドン・キホーテ札幌店で不審なバッグが見つかり、警察官が駆け付ける騒ぎに。バッグの中に危険物はなかったが、客や従業員約五十人が避難し、近くの国道も一時通行止めとなった。 デモに関する情報不足もいらだちに拍車をかける。商店街の関係者によると、二〇〇二年のサッカーワールドカップの際は、道警などのフーリガン対策説明会が開かれたが、今回、警察からデモ関係の連絡はないという。 デモルートにある札幌四番街商店街振興組合(札幌市中央区)は「ここでデモがあることすら知らなかった」と驚き、ロビンソン百貨店は経済団体などから情報を入手し、「警備員を増員した」と説明。開催中の夏のバーゲンへの影響や、不測の事態を心配する声も上がっている。
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