北海道洞爺湖サミット
    

市民団体がキャンプ地設営 反サミットでデモなど計画

主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の開催を前日に控え、サミットに反対し道内の市民団体などで組織する「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」は6日夕、メーン会場から約20キロ離れた伊達市の牧草地にキャンプ地を設営した。

連絡会によると、約5000平方メートルの民有地を借り上げ、サミット期間中の9日までデモ行進や集会に参加する約200人が、宿泊や交流の目的で利用する。米国や韓国など海外4カ国の人たちも参加した。

設営後のセレモニーにはアイヌ民族も参加。先住権獲得などを祈り、アイヌ伝統の儀式「カムイノミ」を行った。

参加した京都市の無職女性(29)は「(抗議行動を通じて)主要国だけが物事を決めるやり方はおかしいと主張していきたい」と話した。

キャンプ地はほかに洞爺湖周辺の豊浦、壮瞥の両町にも設けられる。

(2008年7月 7日)