反サミット団体による最後のデモ行進が9日、壮瞥町で実施され、伊達市と壮瞥町、豊浦町でテント生活する全団体が集まり、G8を批判した。
最後は全員で声を上げよう―と、「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」(事務局・札幌市)と「G8サミットを問う連絡会」(同東京都)のメンバーや賛同者、約160人が集結した。
同町の「下久保内」バス停留所をスタートし、プラカードや旗を掲げながら「G8各国がグローバリゼーションを押し進め世界の格差や貧困を広げている」などと批判。「アフリカの資源を収奪するな」「イラクへの侵略を許さない」などと力強い声を出しながらゴールの洞爺湖畔まで歩いた。大きな混乱はなかった。
アイヌモシリ連絡会は10日、問う連絡会は11日までに各キャンプ地を離れる。 (小林正律)
【写真=プラカードや横断幕などでサミット反対を訴えるNGO関係者=9日午後零時10分ごろ、壮瞥町】
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